第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト俳句の部

なむなむと いずれ芽よ出よ 花よ咲け

・類句

　駄句供養　いずれ芽を出せ　花よ咲け

　南無南無と　いずれ芽を出せ　花咲かせ

・20句外

　登山道　カラビナの花　とりどりに

　軽すぎて　天まで届く　我が財布

　睡眠は　愛や恋より　大事だと

　O2じゃない　山紫水明　むらさきはシ

　たんぽぽを　女児に見立てて　愛でる昼

　捨てられる前に捨てるは人のさが

　赤ければ　速さ三倍　カピバラも？

　カピパラか　カピバラなのか　カビパラか？

　アボガドか、アボカドなのか　アボガトか？

　眠れぬ夜　睡魔はどこで油売り

　馬の背に蝶々乗っかり　いずこへと

　希望捨て　絶望も捨て　ただ生きる

　僕のこと　考えている　人いるか

　繰り返し　死ぬ夢を見る　吉兆か

　楽し夢　目覚めてみれば　物悲し

　百年の孤独を愛す　酒と本

　お伊勢行き　トルコアイスを食べるのさ

　カキフライ　世界は終わり　ソース尽く

　タバコという　概念すらも　消え去れば

　びわの木を植えて口論　家庭不和

　死にたがりの教授の妻は楽天家

　祖母に似た　模様の蛾をば　踏み殺す

　仏壇に　生まれ変わりの　黒揚羽

　鹿沼土　バラを育てる　乙女あり

　牡蠣食えば　金がなくなり　高級店

　髪の毛の　花びらそっと　とってやり

　古ぼけた　眼医者できみに　会うなんて

　なでなでろ　吾輩よいと　鳴くまでは

　アヌーク・エーメ　ミュウズにならず　グイド死す

　八十五　野球に飽きる　おばあかな

　眠れぬ夜　575が　我救う

　川辺立ち　哲学語る　ヌートリア

　知らぬ間に　虎の尾を踏む　水無月かな

　沈黙は　ダイヤモンドの輝きぞ