第3話 中学生の頃

 こんにちは。


 今回はあまり、シリアスな事は書かないようにしたい。と言っても、そういう内容になってしまうかもしれないが。

 中学生の頃は最初、驚きの連続だった。私が通っていた小学校は人数が割と少ない。それこそ、一学年につき、四十人にも満たないくらいだ。まあ、小さな小学校ではあった。

 そうして、卒業して。中学校に入学したら、大きな他校の子達もたくさんいた。確か、私の住む町には中学校が二つある。そのうちの一つに二つの小学校の子達が一緒になるという感じだ。けど、私の出身校とはもう一つの小学校の生徒数が桁違いだった。

 何せ、出身校の生徒数は三十数人なのに対し、あちらは三百人近くはいる。私は入学式の際、あまりの人数の多さに驚きを隠せなかった。


 また、入学して半月くらいは経ったか。ある日に予防接種があった。確か、午前中だったのは覚えている。私も保健室の前の廊下にて、同じクラスの女子達の列で順番が来るまで待っていた。

 そうしたら、いきなり走って逃げる男子と遭遇する。一人だけだったが、後から怒った先生が追いかけていた。

 これには正直、驚きを隠せない。


「こら、待たんか!!」


 大きな声で先生は言いながら、男子を追いかけて向こうに行ってしまった。私は自身の出身校とは大違いだなと思いながら、見送った。

 

 予防接種が終わり、私が保健室を出ようとしたら。ちょうど、隣のクラスのある女子が接種を終えたらしい。いきなり、後ろからバタンと音がした。驚いて振り向く。保健の先生や他の二人の先生が凄く慌てて、一人の女子生徒を抱えてベッドに運んでいた。

 どうやら、予防接種を済ませてすぐに気を失ったらしい。私は貧血かなとは思ったが。

 これにも、驚きを隠せなかったのだった。


 それでは失礼する。

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