結婚契約を違え追い出された養女が縋った実母の実家に救われ実父と再会する

戸籍上の実父の虐待や継母の指示で使用人扱いされ、異母妹と王子との婚約を企み、王妃がヒロインを気にされている懸念からヒロインを王子妃候補を降ろす為邸から追い出し、ヒロインは生前の実母から教わった実母の実家を目指し歩みを進めるも、疲労と空腹で路傍に倒れるも、偶然通り掛かった実母の弟で伯父に当たる現公爵を拾われ、ヒロインが、その顔貌の特徴から実姉の娘と判断、且つ、瞳の色が祖国では珍しく彼女の実父を王宮内の職場の上司である王弟と同色と理解すると、王弟に姪を会わすと、王弟がヒロインを亡くした恋人でありヒロインの実母にそっくりと認識し、実子として王弟がヒロインを認知。ヒロインを邸から追い出す際、ヒロインの死亡届を提出すると宣っていた為、その死亡届受理確認後、ヒロインに新たな名前に変え、王弟こ実子として申請。王弟は生涯婚姻する事なく実子であるヒロインを慈愛し、公爵に降下後公爵の世継ぎをヒロインの実子と決め、ヒロインは実父・婿入りした幼き頃よりヒロイン一途に恋がられられた夫•子供達に囲まれ幸せになる、なんて素敵な作品なのでしょう。
間話のヒロインの伯父の一途に愛してくれた彼女と、自身子種生成不機能で結婚を諦めていたのに、その彼女も伯父との恋愛を断ち切れずずっと伯父を愛し続けていたとの告白を聞き、子を成さずともお互いの想いで結ばれる展開には、驚きと共に、熱いものが込み上げてきました。
本当に素敵な作品に感謝します。

その他のおすすめレビュー

@masa294さんの他のおすすめレビュー44