「人鳥」はペンギンと読むくらい、ヒトに近い生き物なのかも

育児の真っただ中にいる身ですが、この小説のペンギンたちがまさに我が子を眺めているようで愛らしさが湧きました。
「言葉」がないと、コミュニケーションは不便なことが多いです。
しかし、互いの心情を察し合いながら共存することが、真のコミュニケーションの姿なのかもしれません。
人間の想像力など狭い常識で縛られており、広い宇宙では驚くべき適応進化が見られるでしょう。
ペンギンが喋り、空を飛ぶこと、彼らのお母さんになることなんて、いずれ空想でない日が来るのも近いかもしれません。

昨今のSF展開がダークなものが多くて気持ち重めになりがちですが、この作品では明るい未来を信じたくなるワクワクほっこりした気分にさせてくれました!

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