第17話 デート!
次の日、僕はお昼前に車でレイナを迎えに行った。
気分はルンルン、期待と興奮でおかしくなるところだった。
“レイナとデート!”
それだけでテンションはMAXだった。
レイナが現れた。
僕は歓喜して迎えた。
レイナが車に乗り込む。
僕はドアを閉める。
「ゆっくり眠れましたか?」
「はい、大丈夫です」
「では、行きましょう」
「はい」
「崔梨遙の方は大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫ですよ」
「それなら良かった」
レイナが笑った。
「崔さんを目の敵にしていますね」
「勿論」
「でも、またお会いしますよ」
「そうでしたっけ」
「曲が完成したら聞いて貰いますので」
「そうでしたか」
「アニメの第1話が歌付きで出来たときに確認しに来ます」
「そうなんですか?」
「そうなんです」
「また何かしかけてきそうですね」
「そうかもしれませんね」
「では、僕が守ります」
「はい、また守ってください」
車の中で会話は弾んだ。僕はますます楽しくなった。
いよいよテーマパークに着いた。
中のレストランで先に食事をした。
「いよいよ着きましたね」
「久しぶりの休日ですから、思いっきり楽しみます」
「そうこなくっちゃ」
レイナにはこれからもっと休日を楽しんで貰いたい。
食事中も話は弾んだ。レイナが笑ってくれるのが嬉しい。
「では、周りましょうか?」
「はい」
「何から行きますか?」
「絶叫系からでしょう」
「え?絶叫系が得意な人なんですか?」
「はい」
「じゃあ、ジェットコースターからですね」
「神崎さんは絶叫系は好きですか?」
「好きなんですけど、乗り物によっては酔います」
「大丈夫ですか?」
「今日は特別な日ですから大丈夫です」
ジェットコースターは楽しかった。
他にも絶叫系を選んで乗った。
平日のせいか人は少なめだ。
「いやぁ、おもしろかったですね」
「本当に楽しいです。こんなに楽しいのは久しぶりです」
カフェでコーヒーを飲む。
「絶叫系はあらかた乗り尽くしましたね」
「そうですね」
「次はどこに行きます?」
「お化け屋敷に行きたいです」
「お化け屋敷ですか?」
「嫌ですか?」
「いえ、ストレス発散に来ているのにお化け屋敷でいいのかなって」
「期間限定のアトラクションらしいですよ」
「なるほど、期間限定というのはチェックが必要ですね」
「そうでしょう?」
「元々、お化け屋敷も好きなんですか?」
「はい」
「怖かったら僕の胸にいつでも飛び込んで来てください」
「はい」
「じゃあ、行きましょうか」
僕達はお化け屋敷に移動した。
なんとなく、嫌な予感がした。
転生したら、大好きなアニソンシンガーのボディーガードだった! 崔 梨遙(再) @sairiyousai
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