第20話そして陰謀の夜へ

漂流者プレイヤーとその拠点ギルドの漂着の報せを受けてギアと【死霊候】は転移魔法テレポートを用いて自分達の拠点ギルドである万年城[ミレニア]に急ぎ帰還した

万年城[ミレニア]の敷地内に黒曜石で出来た漆黒の塔が建っていた、まごうことなき不法侵入ではあるものの、漂流ながれて来た方も好きで来たわけではないのだからここは大目に見てあげるべきだろう

「おや、これは」

黒曜石の塔の周りは花が敷き詰められており、広大な花園になっている、しかし、敷き詰められている花は単なる花ではない

「こりゃあ猛毒の真紅ブラッドオブヨルムンガンドじゃあないか?」

架空の悪魔パラファラピヌの同胞ガーベラがその種類を言い当てた、こんな危険な毒花を敷き詰めているということは、この拠点ギルドの主が人間ではない事の証明である

「今回の漂流者プレイヤーとは仲良くなれると良いですが」

ギアの目線の先には、漆黒の長髪と真紅の瞳を持った吸血鬼ヴァンパイアが存在した

この日を境に、架空の悪魔パラファラピヌ達が蠢動を開始する

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異世界探索 タカシ・セイヒ @takashiseihi

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