• 現代ファンタジー
  • 異世界ファンタジー

用語解説その四

属性力
趣味嗜好や性癖等の精神エネルギーやそれを転用して発動する能力や現象の源
強い感情や思い等の精神エネルギーはとても凄まじいエネルギーを生み出すだけではなく、その者の持つ潜在能力を大きく引き上げる事が可能である
特に趣味嗜好や性癖は人間含む知的生命体の一部のみが持つ特別な感情であり、自然界の動物や魔物等はそういった趣味嗜好は抱かない為、人間がソレ等に対抗する為に研究された
しかし感情をエネルギーにする為にその時の気分や士気に影響を受けやすいという問題や、潜在能力を無限に開放、成長させる行為は世界の許容範囲を超える可能性があるため、行き過ぎた成長や進化は抑止力の修正対象になる
妄想力と妄想具現化
妄想力とは己の属性力たる趣味嗜好や性癖を妄想する事によって自らの肉体や能力を生み出し強化する行為である
強い妄想力は世界のルールに干渉して書き換えることまで可能としており、妄想具現化とは言葉通り自らの趣味嗜好や性癖に関する妄想を現実に具現化する行為である
自身の強化のみならず、武装の生成や妄想した存在の紹介使役、自身の妄想世界を領域として展開する等多岐に渡る応用が出来る
生徒の武装
生徒の用いる武装は基本的に生徒自らの妄想を具現化して生み出している物と、元からある物に妄想を籠めて変化させている物がある
基本的に自ら装備を生成するタイプは、自身の胸の谷間から生成して取り出す場合が多い、その理由は胸の谷間を精錬する竈に見立て、そこに妄想をくべて両の胸の圧力によって妄想を圧縮、精錬して武装等の装備を鍛造する
生徒にとって、胸の谷間とは一種の鍛冶場である
元からある物を変化させる場合は、その辺に落ちている物や自分で用意した道具等に妄想を纏わせて変化させる技法である
基本的に妄想力が低く武装の精製が苦手な生徒が使用する事が多く、武器を造る際も妄想した武器に近い物を変化させる場合が多い(例えば槍や薙刀ならそれに近い棒を触媒にする等、妄想した物に近いと変化させ易い)こういった技法をモーフィングと呼ぶ
ある程度妄想が上達すればどんな物でも装備に変質させれるが、そこまで上達すれば自身の妄想を具現化する方が手っ取り早いので、そこまで至った生徒がモーフィングを使用し続ける事は少ない
固有領域《イマジナリーワールド》
固有領域とは世界の理そのモノを妄想力によって書き換え、自身の妄想で世界そのモノを異世界化する生徒の奥義である
領域とは言うものの自身の領域を世界に作るのではなく、今自分のいる世界そのモノを自身の妄想した世界に造り替えると云う途方もない行為である
世界そのモノを異世界に無理矢理造り替える行為のため、抑止力から世界を侵略していると見なされ修正を受ける為に長時間の展開は困難である
長くて30分、どれだけ凄腕の使い手だろうと、一時間から二時間程が限界と言われている
世界に展開せず、自分の体内や胸の谷間に限定する事で世界から隠し、長時間の安定した発動を行う技法もあるが、超困難な難易度故にそういった技法の使い手は少ない
他にもビー玉やおはじきに固有領域を閉じ込めて、必要に応じて様々な用途で使用する技術も開発されている
工房
所謂生徒達が自分の趣味嗜好や性癖等の属性力の研究に没頭する為の研究施設のような建物
元からある建物に加工を施して利用する事が多く(建設費や時間の短縮の為)東京の秋葉原や浦和等の属性力が高まり易い土地(俗な言い方をすれば変態的パワースポット)廃校や廃ビル、空き家等の廃墟も妄想力を高められると云う事で推奨されている
礼装
学術礼装《スクールコード》とも呼ばれる生徒達の道具や装備、妄想具現化やモーフィングで生み出した道具は解除すると修正力によって消滅してしまうので、恒久的に使えるような道具や装備を求めて開発された
魔術師で云うところの杖や巻物のような物である
生徒の妄想力が籠められており、様々な用途や研究等で使用されたり、戦闘での補助に使われる事がある

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する