一人称がどちらも「ぼく/僕」の、なんとなく彼氏彼女になった2人の物語。一見淡々としていて、実際に2人も恋人らしくないことを気にしていますが、短い尺の中でも、お互いの時間が大切になってきていることが伝わってきます。ゆっくりとでも距離を縮める2人のさまは、まるで一篇の詩のような美しい文章も相まって、心にしみじみとしみわたります。
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