文学フリマ福岡事務局通信の思い出
1.追加資料を掲載した理由
実は1つだけの記事として完結するつもりだったのですが、資料というものは、まとめておくことに意味があるのでは、と思い至りましたので、続きの記事を書くことにしました。
これは、現在(2024年4月26日)でも残っているのですが、文学フリマ福岡事務局通信というものがあります。
こちらの記事について、少し、当時の思い出とともに記録を残しておきたいと思います。
2.(記録)出店未経験者向けの記事
過去にはいろいろ書いておりました。当時は「福岡の文芸の担い手を増やそう」という趣旨で記事を企画していました。
1つは「ブースのデコレーション」に関する記事ですね。
当時、「初めて同人誌即売会でサークル参加する時って、ブースをどんな風にデコるのかで悩んだりするよね。もしくは、考えなかったりするね。でも、それが理由で本を手に取ってもらえないこともある。それは出店者、一般参加者双方にとってもったいないな」といった趣旨で始まった連載記事です。
文フリ東京に行った際に、様々なサークルさんに写真を撮らせてもらって、記事に起こしたものになります。
以下が目次ページになります。
https://bunfreefukuoka.hatenablog.com/entry/2015/05/10/122852
この他にも、私が書いた記事以外にも、同人誌即売会未経験の方向けの記事はあります。
「同人誌の作り方」みたいな連載記事ですね。
以下から始まるようです。(連載記事なので、この記事以外に続きがあります)
https://bunfreefukuoka.hatenablog.com/entry/2015/06/02/002013
記憶が確かならば、低予算で簡単に同人誌を作る方法についてまとめたものだったと思います。
できるだけ、様々な方に文芸同人誌を書いてもらいたい、そのハードルを少しでも下げたい、みたいな話し合いの末に、記事を書いてもらった記憶があります。
3.(記録)イベント企画
WEB上での記事だけではなく、イベントをやったりしました。
その名も「ドウジンノススメ」です。
確か、同人誌の作り方に関する記事をもとにしつつ、同人誌即売会に慣れたスタッフ二人が講師を勤める企画でした。
以下に当時のイベントの様子にむいてのレポートも掲載されています。
https://bunfreefukuoka.hatenablog.com/entry/2015/06/17/154129
名前の由来は確か、アニメ「ヤマノススメ」です。会議の時に講師をやってくださるスタッフが「会場が『あすみん』でしたよね。あすみんつながりでドウジンノススメでどうだろうか」と提案したのがきっかけだったと記憶してます。
4.当時の状況の振り返り
今となっては、全国の様々な都市で文学フリマが開催されていますし、文学フリマが開催されていないところでも、文芸同人誌を頒布するイベントが開催されています。
しかし、当時はまだそこまで多くはありませんでした。
福岡は、前の記事で書いたようにポエイチさんのようなイベントはあったものの、やはり同人誌即売会といえばオタク系同人誌即売会という感じでした。
そういった状況でしたので、最初の頃のスタッフは私も含めて、オタク系同人誌即売会に親和性の高いメンバーが結構いました。
ただ、当時はちょっとした危機感もありまして。もう少し人口規模の小さな都市では、同人誌即売会に行っても、同人誌即売会というよりコスイベという風情があったりしました。
このままだと、同人誌を作るということ自体が忘れられてしまうんじゃないか、即売会に参加する、ということはなくなってしまうんじゃないか?などと思っていた記憶があります。
WEB上で自分の作品を発表する人が増えているのをひしひしと感じる時代でもありました。
今になってみれば、コロナ禍を乗り越え、文学フリマはどんどん全国に広がり、一つ一つのイベントの規模も大きくなっています。そういった不安は杞憂だったことが分かります。
むしろ、文学フリマに関して言えば、「WEBが盛り上がれば、リアルも盛り上がる」という様相です。
とはいえ、福岡の文芸同人誌即売会は、文フリ福岡以外、なかなか開催されない状況でもあり(主催されている方達が公私ともに忙しくなっているために開催したくても開催できない、というのが大きな要因のようです。本当に開催再開してほしいですよね!でも、あんまり無理を言っちゃあいけないな、とも思うところですね!)、色々な難しさのある時代でもあるな、と感じるところです。
初期の文学フリマ福岡と社会 とり @takuma2323
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