カクヨム・なろう合わせて五百以上は読んでますが多分十指に入ります

ショッキングな導入、先が見えないドキドキの展開。

二転三転でどこに向かうのかわからないまま、感情移入してしまわざるを得ない魅力的なキャラクターたちに見惚れていたら、それがどんどん死んでいき。

こちらの情緒はグチャグチャ、登場人物は血塗れでグチャグチャ。
数年がいちパラグラフで過ぎたかと思えば、数秒の流れが何十行にも濃密に描かれる。

政治と戦略、戦術と戦闘が行ったり来たりしながら、結局は人の思いに繋がった。

なにより着地の見事さ、スピード感にクラクラしました。
実にキレのある終わり方でもありました。
その意味では、完結したからこそさらに価値があるように思えます。
もしこれ、未完だったらどれほどモヤモヤしたことか。

完結したいまこそ本当におすすめしたい。
良い意味での「娯楽小説」を読む快楽を存分に味わえることを保証します。

いやあ楽しかった!

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