読み手の教科書、作家の参考書

自分の心に受けた感動を文字として実体化させる。
ありふれた言葉でありながら、これほど難しい作業はありません。
否、ありふれた言葉だからこそ、難しく感じてしまうのかもしれません。

この作品に書かれているのは、とある作品を読了した作家が作品に対する批評と自身の心情を赤裸々に綴ったものです。

「コメント」や「レビュー」と言った、限られた空間に囚われること無く、かつ、自己の作品として話を構成していく…。

これは、
絵画を批評するように、
音楽を批評するように…

人の操る言葉を、
一つ一つ自身の心の鏡に照らし合わせ、
言葉として言語化するという、

途方もない作業の完成品です。
故に、タイトルへと回帰するのですが。

この素晴らしい作品と作者の力量に感謝と賛辞を

そして、この瑞々しい言葉に触れるすべての人に、勇気と愛を!