第2話
タイムラインを見ているとVRChatに文句を言っている人の記事を見つけた。こういう記事はたまに流れてくる。そしてそれらを見るたびに、自分と同じようにVRChatに馴染めなかった人間がいると知り少し安心する。VRChatに絶望した人を見ると、自分はひとりじゃないんだと、少しだけ孤独が癒やされる感じがした。それから記事の反応を見ると、心無い言葉が溢れていた。
「VRChatってソーシャルVRなんでしょ?
VRでやるSNSみたいなモノじゃないの?
ゲームだって思って始めるから積まづくのでは???って思っちゃう
あと他人に責任の所在を委ねてる人にはしんどいかもね
あれ?これチクチク言葉?」
「あの記事、他責思考の人なんだな〜何事も楽しくないだろうな〜って思って読んでました
自分で楽しくしないと楽しくないのに」
「ホントそれです!!!!!
そりゃ他人に何もかも押し付けてりゃ楽だろうけど
楽しくはないよねー可哀想にねーって気持ちですw」
「自分の性格棚に上げて大きな主語で否定されるのは悲しいですよねえ...」
「まぁ関わりたくない人だろうから早く辞めて心穏やかに過ごしてくれとは思いますね」
女性ユーザーほど自己責任論振りかざす。そんなもの生存者バイアスでしかない。
ネットの女性優遇が当たり前過ぎて無自覚なんだ。
自分は人に気を遣う気は毛頭なく、弱い立場の初心者やアウェイの人間に自力でどうにかしろと言う。なんて傲慢でコミニケーションに恵まれて来た女なんだろう。いや、ネットに生息する女は黙ってても人が群がってくるのが当たり前過ぎて自分が恵まれていることに無自覚なものか。
運が良かっただけの人間が陰キャにマウントをとり自己責任論を振りかざすなんてなんて厚顔無恥なんだろう。男がチヤホヤし過ぎた結果、女は傲慢で厚顔無恥な生き物になってしまった。
ネットでは女がどれだけコミュ障だろうが受け身だろうが性格が悪かろうが関係なく人は寄ってくる。なぜなら女であることがネットにおける最上級の価値であるから中身や人格なんか誰も気にしちゃいない。ネットの男なんか穴が有ればあとはどうでもいいからだ。ただの穴モテを自分の人格や内面が優れていると勘違いしている馬鹿なやつらだ。
おそらく、男にとって女に承認されるかどうかということは、自己肯定感や自分の存在価値に直結する重要な問題なのだろう。頭でっかちなリベラリズムをいくら啓蒙しても、ホモソーシャルや男女の関係性は猿から進歩することなく、猿山の論理によって支配されている。だから男の存在価値はホモソーシャル内のヒエラルキーに依存している。男の中にいるときの男は常に上下関係に支配されている。そしてそこに女が現れると、女は男の立ち振る舞いから男としての強弱を見定める。女からオスとして弱者の烙印を押された男は、女から見下され、気持ち悪がられる。こうして弱者男性は生まれる。弱者認定された男は存在価値を否定され、存在するだけで女から嫌悪され攻撃される。
ぶつかりおじさんにぶつかられる女や、痴漢被害によく遭う女が派手な格好になると狙われなくように、男も相対的に弱いオス、暴力性のないオスと女に認定されると人間扱いされなくなる。
弱者男性は女の視界に入るだけで女に害を及ぼすと言われ、被害者意識の肥大した女達はその態度や言動がどれだけ男を加害し尊厳を傷つけているのかわからないのである。
やはり俺のメタバース生活はまちがっている。 あやたか @ayataka98
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