概要
あたしをレッテルで見ないで、本質を見てほしい。
ある時、分娩室で一つの尊い命が消えた。それから三十九年後。吉野咲良は、三十八歳のベテラン女性騎手。彼女の駆る馬の名は「ソメイヨシノ」。彼女は出産後の復帰戦で桜花賞に臨む。満開の桜で彩られた阪神競馬場で、風を切る咲良。思うように順位の伸びない彼女は、小学生の頃に家族で行った、夙川の桜の花見のことを思い出す。【投稿11本目】
私の作品を読むことに、あなたの貴重な時間を割いてくださったことに、心より感謝申し上げます。
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