ある日のこと砂漠で仕事中?であった箱入り女神は、いきなり人になってしまいます。
人になってしまえば、これはもう大変です。
なにせ場所は砂漠です。慣れた現地の人でもかなりの装備や準備が必要でしょう。
それなのに、女神は「え? お空が飛べなくなっちゃった!」それくらい困った状態になりますが、偶然出会った青年と旅をすることになります。
とりあえず助かった……かに思えますが、ふたりがそれぞれの目的と探し物を追い求めて旅をするうちに、物語はどんどんと思いもよらぬ展開になってゆきます。
はたして結末は? 砂の舞う世界に現れたオアシスのような作品です。
砂漠で幽霊調査、という仕事中、女神マイアはいきなり受肉してしまいます。
つまり、人間になってしまったのです。
水のないカラッカラの砂漠で、いきなり人間になるなんて、これは厳しい。
マイアは行き倒れてしまいます。
そんな彼女を助けた、フウガという青年。
元女神マイアと、フウガという青年の出会いは、偶然なのでしょうか?
マイアは仕事を完遂して元の女神にもどるため、フウガは自分の探しているものを見つけるために、共に旅をすることに。
オリジナリティあふれる、異世界ファンタジー。
神のシステムや、人と神とのかかわりの設定がしっかり。
メインキャラクターたちがとても優しくて、あたたかな気持ちになれます。
ふたりが旅の果てに見つけたものを、あなたも見に来てください。