眠れない夜とはまらないピース。

猫野 尻尾

第1話:シャドウ探偵事務所。

お試し投稿です。(=^x^=)


私の名前は「鳥島 日夜子とりしま ひよこ

現在、雑居ビルの一角にある「影山探偵事務所」で助手をしている。


事務所の所長さんは「影山 斜道かげやま しゃどう」って言う人。

いつも真っ黒いマスクをすっぽり顔に被っている。

だから同業や仲間からは「シャドー」って呼ばれてる。

なんで黒いマスクをなんか被ってるのか、理由を教えてくれないから

私も知らないんだよね。


人には見られたくないような傷を顔に負ってるとか?

探偵なんて商売してるから正体がバレるといろいろ支障があるから

顔を隠す意味でマスクを被ってるとか?

正体がバレないって意味では仕事がやり易いのかも・・・。


でも黒いマスクなんか被ってるから初対面のクライアントには、かならず驚かれる。

だからクライアントの接待や相談事は全部、私がシャドーに代わって対応してる。


なんで私が「シャドー」の助手なんかしてるかってことだけど・・・。


それは、私がまだ学生「女子校」の頃、私んちの古い家にスズメバチがデッかい

巣を作っちゃって、それで業者に駆除をお願いしたら真っ黒いマスクを被った

おじさん?がやってきて小一時間くらいでスズメバチの巣を駆除してくれたの。


なんかね、その時、何箇所かスズメバチ刺されたみたいで私が治療してあげたの。

それがシャドーとの最初の出会い。


黒いマスクなんか被ってるから気になって紹介してくれた業者さんに聞いたら

探偵さんだって。

探偵さんがスズメバチの巣の駆除なんてするんだって思ったんだよね。

よっぽど本業のほうの仕事がヒマだったみたいね。


そんな目立つ出で立ちの人だから、街で見かけたりするとすぐ分かる。

で、普通にスーパーで買い物してるところを見かけたから声をかけたの。

探偵なんてクールな商売してるわりに案外、庶民的って思ったから。


そこからなんとなくシャドーと仲良くなったかな?

歳も分からないし正体不明の謎の人ってのも私の興味をそそった。

それから学校の帰りとか時々「影山探偵事務所」に顔を出すようにもなった

からシャドーとはなかり懇意になった。


で、高校を卒業したよってシャドーに報告に行ったら・・・


日夜子ひよこ・・・よかったらうちへ来て俺の助手してくれないかな?」


って誘われた。

ほらマクスなんか被ってるからクライアントとの接客に支障きたすからって

理由で・・・。

それが理由かどうか分からないけど・・・。

一応就職決まってたけど断ってそのまま探偵事務所に就職した。


探偵事務所なんて言うけど探偵ってのは名ばかり。

ワクワクするような謎に満ちた事件とか殺人事件とかそう言うことはほぼ皆無。

素行調査とか人探しとか離婚問題とか金銭トラブルとか男女の恋愛のもつれの

仲裁とか、そんな仕事ばかり。

だからそうたいして、お金にもならない。


だから事務所の運営をどうやってるのかなって思ってたら親が残した賃貸

マンションをいくつか持ってるんだって。

しかも大通りでラーメン屋さんなんかも営んでるの。

それに居酒屋も経営してるんだって・・・探偵事務所ってのは暇つぶしでやって

るんだよ。


なに?この人って思うよね。


あ、シャドーに居酒屋には何度か連れて行ってもらったことある・・・私、まだ

未成年なのにね。


そんな謎なシャドーだけど、なぜか惹かれるものがあるんだよね。

シャドーの過去についてしつこく聞いたことはない。

知りたい気もするし、知りたくない気もする。

だけど無理には知らないほうがいいんだって思う。

ほら、男はミステリーで謎が多いほうがいいって言うじゃない。

って言うか・・・私もたぶん、変わってるんだと思うけど・・・。


そう言えば以前シャドーに言われたことがある。


「俺なんかに興味持って、おまえ変わってる女だな」って。


だけど、俺に近づくなとは言われなかった。


そんな影山探偵事務所。

シャドーの助手になってからセコい案件ばかりだと思ってた矢先、シャドーと

私がめちゃ苦戦するような事件に遭遇することになるの。


大富豪が所有する別荘で起きた無差別殺人事件に関わっていくことに・・・。

初めて経験する殺人事件・・・解けない謎に眠れない日々が続いて行く。


とりあえずここまでです。

保留〜・・・続き書くかどうかはまだ分かりま千円。



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