キャッチコピーから、まず怪しすぎる物件を迷っている時点でこんな怪しすぎる物件を悩む理由って…?と思いましたが、最後のオチになるほど!でした。21人も亡くなっている事故物件……実際にあったら相当のものですよね。不動産屋さんと主人公との会話のテンポもよく、最後まで楽しく拝読させていただきました。衝撃の最後まで、ぜひ見届けてほしい作品です。
タイトルが説明してくれているとおり、主人公の二俣くんは賃料月2000円という超格安な事故物件部屋を借りるかどうか迷っています。できるだけ早く、でも安い部屋を見つけ出して引越ししたい事情があるからです。ですが、不動産屋がつぎつぎと明かすこのアパートの黒歴史の思った以上の強烈さに、さすがにたじろぎ、じりじりとあとずさりし始めますが、そのとき素晴らしいアイデアが!ジロギン節炸裂の語りに、オチも秀逸です。
読んでいる最中に何度も笑わされました。 とにかくやばすぎる事故物件と、それを平気で紹介しちゃう「ぶっとんだ不動産屋さん」の存在が強烈です。 不動産屋さんが紹介してくる「これまで起こったこと」について、主人公がツッコミを入れていく展開はとにかく面白すぎます。 ツッコミで出てくる言語センスも秀逸なので、「よくこんな表現思いついたな~」と感服すると共に、声を上げて笑ってしまう瞬間が何度もありました。 是非一読し、この作品の楽しさを味わってもらいたいです。
この物件たしかに尋常じゃない。死者出すぎでしょ!しかし、主人公がこの物件の利用に迷った理由とは……?納得のオチが痛快です。また、不動産屋と主人公の掛け合いが面白いです。
尋常じゃない事故物件。ハードルを極限まで上げたタイトルに思えますが、それは軽々と超えていきました(笑しかもこういうお話って、主人公の入居する部屋がたまたまヤバいとか、いわくつきの部屋だったりするのがセオリーというもの。しかしその部屋がまだマシな方って……!?タイトルから紹介文、オチに至るまで隙間なくパワーに溢れた作品です♪
よくある事故物件ホラーだと怪談を読むようなつもりで読んだらやられる。気持ちよくやられる。作者の罠にハマる。もう抜けられない。ほら、次の作品に手を伸ばしている。この作者のホラーは、出口がない。あなたはもうここから出られない。
聞いたことのないくらい、とんでもない物件の内見に訪れてしまった大学生が主人公です。説明を聞けば聞くほど、感じられる霊障・因縁と、不穏な先住者たちの結末。叩けば叩いた分だけ、いや、その2倍3倍のマイナス情報が飛び出してくるのです。そんな物件に、大学生は思いもよらない結論を出すのですが――驚愕の結末を、是非見届けてください!