深夜の悲劇

タイトルからは思いも及ばない悲劇が作者様を襲った…。お食事中の方もだが、公共交通機関で読むのも控えた方がいいかもしれない。笑っていいのか、顔をしかめていいのか、わからなくなってしまうからだ。間違いなく悲劇なのに、なぜ笑ってしまうのか。なぜ読み進めずにはいられないのか。時折さしはさまれる擬音が、リアルにして哀愁を誘い、涙がにじんでくる(悲劇ゆえか、こみ上げる笑いの副産物かは、定かでない)。本作読まれた皆様、服の裾さばきには細心のご注意を。