どこにでもいるような父と娘の、心温まるお話です。娘が小さい頃、泣かせてばかりいた父の、困った顔が目に浮かびます。泣き虫の娘も成長し、やがて結婚するという報告が……思いがけないラストに、涙腺が緩みました。1783文字と短い小説ですが、長い話を読み合えたかのような満足感に浸れます。亡くなった父のことを思い出させてくれた素敵な小説。ぜひ、読んでみてください!
父親と娘の人柄、家庭の雰囲気が伝わってくるようでした。心情の描写が素晴らしい!ラストで心を持っていかれるので、皆様も是非!!
ただひたすらに、愛し君を想う。
感動します。お父さん目線で、語られます。可愛い娘を泣かせたいわけじゃないんだけど。物語は、おんぎゃああ!と産まれたばかりの赤ちゃんを抱くお父さんの姿から始まり、お父さんが次々重ねてしまう失敗を語っていきます。読者は、「うんうん、そんな事あるよね」「パパ、頑張れ。」と、お父さんを応援したくなる事間違いなし。そして……。深い愛情が描かれたショートです。おすすめですよ。ぜひ、ご一読を!
父と娘の関係。ちっちゃい時は、大きくて頼りになるお父さんに、娘は良く懐いた。思春期を迎えると、少女は男の汚らわしさを知り、父に対して嫌悪感を抱く。そして、いつか大人になって、他人と結ばれる時、その人とかつての父を重ねて、娘だった女性は、改めて父を好きになる。そんな父と娘の姿を描いた、悲しくも心温まるハートフルストーリー。ちょっと涙腺の洗浄をしたいお方にお勧めです。
お父さんと、赤ちゃん。お父さんと、娘ちゃん。お父さんと、娘さん。娘さんと、お父さん。僕は、君が大好きです。でも、君を、泣かせてしまう。……愛しているよ、大好きです。お父さんと娘さんの言葉と、思いを、ぜひ。泣きたくないのに、泣けてしまう、素敵なお話です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
父子の様子が目に浮かぶようなあたたかい物語でした。娘の気難しさや父の葛藤がとても鮮明でリアルで、こんな父親がいてくれたらと思ってしまいました。娘が健やかに成長してくれて良かったです。