母親がいなくなっても残る愛情。

(短編集中の「もう二度と」がとても好きだったので、このレビューを書きます。)

500文字の中に、母親の愛情がいっぱいに詰め込まれている作品です。
息子がどこにいても心配する気持ち、だけど信じて遠くから見守ろうとする姿勢。

母親は適当な人間だった、そんなふうに息子は言うけれど。
それは多分、こどものことで頭がいっぱいで、他のことを気にする気が全然無かったからだと思いますよ……!
愛情は失って初めて気づくし、失ってもなお気づかないこともある。

親の愛情を感じたいときに、ぜひ読んでみてください。