異世界の定番を舞台としたハードボイルドっぽい何か

紹介文に登場する神官さんのビフォー/アフターに期待して読み始めました。予想通りだったかどうは覚えていませんが、期待通りでした。

現実に目を背けることが出来なくなってきた冒険者の、作者のイタズラ的な出遭いから始まる物語。渋め。燻し銀?

異世界系作品らしく ご都合主義的な部分はあると言えばあるけど、何か人生の重さも書かれている。

連作短編集を読んでいるような手応え。いつもの人たちと各章のゲストさん的な。「まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫 み 36-1)」を読んだ時に感じた黄昏時を時折感じる。

※クルアン編読了

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