賢者と魔女

魔法と聞いたら何を思い浮かべるだろうか。
無から炎がでたり、飲めもする水がだせたり、発電できそうな雷が迸ったり。
物理に喧嘩売っているそれらは、無人島のサバイバルも簡単になるし、簡単に誰でも直ぐ人を殺せるお手軽さ。
魔法なんてそんなもの、発展させればもっといろいろとあるんだろうけど、これらが一般的かな？

それでだけど。
この物語はそういった魔法が禁術とされた物語。
魔法を使えるように知識として知ることも許されず、知ったものはだれであろうと殺される。そんな世界。

それを踏まえてだけど。
これはある日、賢者と慕われる青年が山の中に入り、魔法を使う少女の魔女と出会う。
世界から嫌われる「魔女」と呼ばれる人と賢者の織り成す、さようならの別れまでの物語。
になる。