第14話 好きに殉じる
ども、ぱのすけです。
3日連続更新……だと?!と、怖がられそうですが!
やっぱり文章書いていないと落ち着かないので、サクサクと頑張りますぞ。
今日は「好きに殉じる」でお話ししようと思います。
ここまでは「構成力」に「第1話の役割」と技巧の部分でお話しして来ましたが、今日は「心の在り様」でお話ししていきます。
さて皆様も実感のある事と思いますが、一生懸命書いている時にふと行き当たる病気ってありませんか?
それは「これって面白いの?」病です。
面白い!と思って書き始めた物語なのに、書いている内に「いや、これ……面白くなくね?」という思いがフツフツと湧いてくる。
そしてもって、自分が思った程にPVが伸びていかないと「やっぱりつまらないんだ」と煮詰まって行ってしまい、ついにエタってしまう。
書く人なら誰でも経験のある心情だと思います。
確かにPVや★というのは、作品の評価の指標ではあります。でも絶対的な指標ではありません。作品の良し悪しを示す指標の1つでしかないです。
それなのに目立つ位置にいやがりますよね? どうにも目につく位置に。
「読者の反応」と称しておりやがりますよね。
私は今年に入ってから「読者の反応」欄は全て折り畳んでいます。もう見ない。だから自分の小説の総PVなどは概算しか知りません。
各エピソード毎のPVは折り畳めないからそのままですが、敢えては見ません。
以前は毎回、PVを見ては一喜一憂しておりました。
「何でこんなに読まれないのかな」と落ち込んでは相方に「私の作品はクソなんだよ。こんな事続けるなら資格の勉強した方がいい」とよくグチグチ言っておりました。
でもですね、もったいないと思ったのです。
以前述べた通り、「フォーン帝国」はいいか悪いかはともかく、私の人生の半分をかけて練って来た物語です。
書けなかった長い時間を抜けてやっと書き始めたのに。何度も妄想した色んな場面が書けるのに、「PVが伸びないから」でエタるのはもったいない。
それが支えになってモチベーションになるなら、PVも★も非常に有用なものです。
私はPVや★を否定したいのではないです。自分の好きな方のPVが伸びていたら嬉しいし、「うぉーすげぇ!!」と興奮します。
でも自分が「面白いかも」と思った物語があって、それを書いている時にPVや★がつかなくて筆が止まってしまうなら、見るのをやめようと言いたいのです。
特にPVは占いと同じ扱いでいいです。いい時だけ見ておけばいいのです。
PV、★よりも、その作品を考え付いた時の「あ、これ面白そう」という自分の直感を信じてください。そういう直感は正しいことがほとんどです。
それでも迷う時はありますよね。
小説を書くのは孤独な作業で、どうしても「これって面白いのか?」病に罹患する時はあります。
そういう時のために、「面白そう!」と浮かんだことはできるだけ早く、ノートやスマホに残した方がいいです。
そして「これって面白いのか?」と思った時に読み返してみてください。
「あ、この話はやっぱり面白いな」と改めて思います。経験済みです(笑)
「あ、これ面白そう」、「これが好き!」を突き詰めて行った先にあるのが、あなた自身の武器となる「作家性」です。
是非とも「好き」に殉じて、あなたしか書く事のできない作品を沢山生み出して行ってください。お互い、頑張りましょう!
今回は「好きに殉じる」というお話しをさせていただきました。
次回は「プロットか本編か」でお話ししたいと思います。
ここまでお付き合いいただきまして、ありがとうございました!
40代の手習い帳 ぱのすけ @panosuke
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