100作品を読んだ感想


 とうとう100作品まで到達しました。

 批評を始めてから約4ヵ月半。感慨深い気持ちにもなってまいります。



 さて、今回は★3作品「以外」の見所のあった作品を紹介したいと思います。

 というのもですね、結構前になるのですが私のリアルの友人と話していた際にこんな会話があったんですよ。


私「批評してたら面白い作品もあったから、読んでみてくれ」


友「それじゃあ、★3のだけ見てみる」


 ある意味では、友人の行動は私の思惑通りではあるんです。

 本批評の目的の1つは「面白い作品の紹介」であり、その目安として★を付けているのですから。


 ただ全ての作品に目を通してきた私としては「もったいない」と思ってしまったんですよね。「★1や★2の作品の中にも面白い作品はあったのに」と。

 もちろんこれらの作品を★3としなかったのにはそれぞれ理由があり、総合的に見て「★3には至らない」と判断したからではあります。

 しかし★3以外の作品にも、私の目には光って見える作品はありました。


 そんなわけで、私が特にお勧めしたい★3以外の作品をいくつかご紹介させて頂きます。



 ★0のお勧めしたい作品


タイトル:『令和二年、それぞれの秋』

作者  :大田康湖

掲載場所:51~60作品の批評

 URL:https://kakuyomu.jp/works/1177354054934193864



 ★0からは、こちらの作品を推させて頂きます。


 残念ながら、他の★0の作品はとてもお勧めできるような作品はありませんでした。しかしこの作品だけは異彩を放っております。

 本当に実在するようなリアルな人物たちが本作の中には存在しておりました。


 「別作品の後日譚」である事と「ただ身内話をしていただけ」という内容から「面白くない」と判断をして★0としましたが、あまりにリアルな人物描写はそれだけで一見の価値はあると思います。




 ★1のお勧めしたい作品


 タイトル:『ルーザー=デッド・スワロゥ【新装版】』

作者  :企鵝モチヲ

掲載場所:1~10作品の批評

 URL:https://kakuyomu.jp/works/16816927862033786146


タイトル:『散り際の月光:Fading Moonlight ―祟りの果てに聖剣を―』

作者  :幸さん

掲載場所:1~10作品の批評

 URL:https://kakuyomu.jp/works/16817330666673190003


タイトル:『黒き呪血のクレイモア』

作者  :MS3

掲載場所:21~30作品の批評

 URL:https://kakuyomu.jp/works/1177354054892320803


タイトル:『Re:LIFE 〜屠所ノ少女ガ願イシハ〜』

作者  :如月笛風

掲載場所:41~50作品の批評

 URL:https://kakuyomu.jp/works/16817330668532672425


タイトル:『めんどくせえ嗚呼めんどくせえ』

作者  :うさぎパイセン、オーナーはもうダメだ。

掲載場所:81~90作品の批評

 URL:https://kakuyomu.jp/works/16818093074828698769



 こちらの5作品が、特に私の心に残った作品ですね。


 まず『ルーザー=デッド・スワロゥ【新装版】』『散り際の月光:Fading Moonlight ―祟りの果てに聖剣を―』『黒き呪血のクレイモア』『Re:LIFE 〜屠所ノ少女ガ願イシハ〜』の4作は、いずれもダークファンタジーであり、私がこの手のジャンルをあまり読む事が無かった為に評価が落ちてしまった側面があると思います。


 その為、ダークファンタジーにありがちな「読みにくい」部分がマイナスとして大きく働いてしまいました。

 ですが批評の【総評まとめ】などでも述べたように、どれも高水準な作品だとは感じておりました。


 次に『めんどくせえ嗚呼めんどくせえ』ですが、非常に個性の強い作品です。

 文章の読みにくさなどもあり低評価となりましたが、その軽快で強い個性は他の作品では味わえません。




 ★2のお勧めしたい作品


タイトル:『大魔王の孫娘×老いた剣豪の下剋上 ~ 居合の神は、魔族の姫君の王配(保護者)となる』

作者  :鈴ノ村

掲載場所:11~20作品の批評

 URL:https://kakuyomu.jp/works/16817330655019464186


タイトル:『ドライフラワーが枯れるまで』

作者  :小林一咲

掲載場所:31~40作品の批評

 URL:https://kakuyomu.jp/works/16817330654678879653


タイトル:『元おばあちゃん令嬢は怪物伯爵に野菜を食べさせた〜孫の持ってきた乙女?げぇむ?でまさかの再会をしました〜』

作者  :秋色mai

掲載場所:51~60作品の批評

 URL:https://kakuyomu.jp/works/16818023213277709731


タイトル:『水滸拾遺伝~飛燕の脚 青龍の眼~』

作者  :天 蒸籠

掲載場所:71~80作品の批評

 URL:https://kakuyomu.jp/works/16818023212935889527


タイトル『容姿だけが取り柄の女子高生・三船巴と世界滅亡の願いごと』

作者  :千日越エル

掲載場所:91~100作品の批評

 URL:https://kakuyomu.jp/works/16818023213821758581



 以上の5作品をお勧めしたいと思います。


 まずは『大魔王の孫娘×老いた剣豪の下剋上 ~ 居合の神は、魔族の姫君の王配(保護者)となる』ですが、こちらはただ1点「主人公の転生理由」だけが雑であり、それ以外は非常に高品質で、★3にしようかと迷った作品でした。


 次の『ドライフラワーが枯れるまで』ですが、こちらは一芸特化といった感じです。

 とにかく情景描写の雰囲気が素晴らしく、読むと溜息が出るほどでした。


 『元おばあちゃん令嬢は怪物伯爵に野菜を食べさせた〜孫の持ってきた乙女?げぇむ?でまさかの再会をしました〜』は、主人公のキャラが良かったですね。

 「おばあちゃん」という主人公を、非常に魅力的に見せてくれました。


 『水滸拾遺伝~飛燕の脚 青龍の眼~』は非常に読みやすく、中華ものの王道バトルファンタジーとして、初めて読む方でもお勧めできる一作です。


 最後に『容姿だけが取り柄の女子高生・三船巴と世界滅亡の願いごと』ですが、こちらはオチを最初に見せているのに結末が気になるという、非常に上手い作りをしています。

 完結済みなのも良いですね。



 これらの作品は、★3以外で特に読んで貰いたい作品です。

 中には「面白いとは違う意味」で読んで欲しいという作品もありますが、どれも見所のある作品ばかりです。

 また当然ですが、これらは私の主観であり1個人の感想です。他の方からは「こっちの方が面白いよっ」という意見もあると思います。


 これを機に「作品を読んでみよう」と思って下さる方がおられれば幸いです。




 さて、終わる前に1つだけ告知をしたいと思います。

 私は今、新たな自主企画を始めようかと考えています。企画名は決定しておりまして『ノベルチキンレース』です。


 まだ草案段階であり実行はもう少し先になりますが、近況ノートで詳しく内容を書いており、またご意見も募集しておりますので、ご興味のある方はぜひ覗きに来てください。



 以下、近況ノートのURLです。


【ご意見求む】新しい自主企画に向けて、皆さまのご意見をお聞かせください

URL:https://kakuyomu.jp/users/misaya-volcom/news/16818093080988352242


【続・ご意見求む】新しい自主企画に向けて、皆さまのご意見をお聞かせください

URL:https://kakuyomu.jp/users/misaya-volcom/news/16818093081961775061

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