転生者のアドバンテージと努力の配分がとてもよい

ざまぁされる方の悪役に転生したお話。
見どころはまず、転生元の社畜男性が善人で常識人というところ。
元々の悪役の人格はもちろん、舞台の元となったストーリーやその作者にツッコミが入るとつい「あるある」と笑ってしまいます。

次にヒロインが複数登場するハーレム要素が見えますが、きちんと各キャラに向き合う描写があって好感が持てました。

元悪役は性格面の問題を取り除けばかなりのハイスペック。
そんな自分に今ひとつ自覚を持てないながらも、頑張っている主人公。
地道な努力と物語を知るアドバンテージを生かした展開の配分がとてもよい作品です!