眠らせる
だんだん、あやなっちとゆうなっちにも見えてきた。
遠くのほうの砂けむり。
だんだんと、こっちに近づいてきてる、砂けむり。
「すごい砂けむりやなー」
「めっちゃ舞い上がってるし、こっちに向かって突き進んでる感じ」
「なんだか、砂けむり自体、生きてるように見えるなー」
「動きながら、こっちに近づいて来てるわー」
遠くのほうで、めちゃめちゃ舞い上がってるの、わかる。
そして、その遠くのほうに見える砂けむりの中に...
うーわっ!トリケラトプスの群れやー!
「「うわっ!ほんまや!ほんまにトリケラトプスの群れやわー」」
「なんなん?あのトリケラトプスの群れは?」
「なんで、みんなで走って来てるん?」
たしかにパンダのほうに向かってるように思える。
「「やっぱり、こっちのパンダのほうに走って向かって来てるみたいやなー!」」
あやなっちとゆうなっちにも、はっきりと見えてきた。
「そうやろー!パンダのほうに向かって走って来てるみたいやろー!」
はなっちも、あやなっちとゆうなっちに答えてる。
「「うんっ!確かに、あのトリケラトプスの群れ、パンダに向かって走って来てるように思えるわ...」」
「どないしょ!」
「パンダちゃんにぶつかったら、あかんやんかな~」
「パンダちゃんも困るやろな~!あんなトリケラトプスの群れ、自分らのとこに突っ込んで来られたら...」
☆
「よしっ!今度は、わたしの出番やなっ!」
ゆうなっちは、トリケラトプスの群れを見つめながら、みんなに言う。
「「おおーっ?!」」
あやなっちとはなっちは、ついに
ゆうなっちの出番になったか!!
って期待大。
「よーしっ!わたしのパワーを見せられる時、やっときた感じやなー!」
って、ゆうなっち。
「「おおーっ!!ついに、ゆうなっちのパワーを発揮する時やってきたか...」」
あやなっちとはなっちは、ゆうなっちを期待を込めて見つめてる。
ゆうなっちは
「えいっ!」
と両手をだんだんと近づいて来るトリケラトプスの群れに向けて、つきだした。
そして
「とりゃあああああ」
と、パワーをトリケラトプスの群れに向かって、力を込めて発した。
トリケラトプスは
パタン
と倒れて、みんな
グーグー
寝はじめた。
「やったあああ」
ゆうなっちは、自分の発したパワーに、めっちゃ喜んでる。
「「おおーっ!!さすが、ゆうなっち...すごいわ...」」
あやなっちとはなっちは、めっちゃ感動している。
ゆうなっちの強力なパワーを実際に間近で見られて。
「「あれだけのトリケラトプスの群れを一瞬で眠らせられるなんて...」」
ゆうなっちは、2人に向かって、めっちゃドヤ顔になっている。
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