南紀白浜?
3人を乗せた、いつものセーヌ川から乗った遊覧船は
ビュンビュン
と空の上をめっちゃ勢いよく飛んでいる。
雲の中を
ドンドンドンドン
進んで行ってる。
ビュンビュンビュンビュンビュンーーッ
と速度を速めて空を飛んで行ってる。
「何回もセーヌ川の遊覧船に乗ってるけど、空を飛ぶなんて、はじめてやなー」
「ほんまやー!びっくりやわー」
「どこ飛んでるんやろなー」
「「「なー」」」
「どこ行くんやろなー」
「「「なー」」」
「でも、めっちゃおもろいなー」
「いつもの遊覧船の窓から空の景色、見えるやなんてーーっ」
☆
それから、しばらくして。
3人でセーヌ川のいつもの船着き場から乗った、いつもの遊覧船は、空の上で、しだいに速度をおとしはじめた。
「あっ、スピードおちてきたみたいやで」
「あっ、下、見てみ!なんか陸地っぽいの見えてきた」
視力の良い、はなっちは言う。
「えーっ!陸地なんて見えへんでー」
あやなっちとゆうなっちには、下には、まだ海しか見えてない。
でも、そのうち、だんだん、あやなっちとゆうなっちにも、陸地らしきもの、遠くに見えるようになってきた。
「「あっ、陸地、見えてきたー」」
あやなっちとゆうなっちは叫ぶ。
「そやろー」
視力の良い、はなっちは
前からわかってたよっ
て感じで言ってる。
やがて...
フューーンッ
て
海沿いの陸地に着陸したみたいだ。
「うわっ!着いたみたい!」
「どこやどこや?」
「ここはどこや?」
「ここはいったいどこなんやー?」
☆
「南紀白浜やー」
「えっ?南紀白浜って...」
「あの南紀白浜?」
「うんっ!南紀白浜って書いてある」
はなっちは、看板を指さした。
看板に、『南紀白浜』って確かに書いてある。
「うわっ!ほんまやー」
「ほんまに南紀白浜やわー」
「えー?日本に来たのー?なんでー?」
「なんでなんやろー?」
「南紀白浜行きやったの、知らずに、いつもみたいに乗ったんかな?」
「えーっ!南紀白浜行きの遊覧船なんて、あるんやろかー?」
「そやなー」
「不思議やなー」
「セーヌ川のいつもの遊覧船、空飛ぶなんて...」
「「ほんまやー」」
「こんなんやったら!ママたちも連れてくれば良かったなー」
「そやなー」
「ママたちも喜びそうやなー」
「「ほんまやー」」
3人は、遊覧船から降りて、南紀白浜の海沿いを歩いた。
「ええとこやなー」
「気持ち良い~」
「きれいな景色~」
まもなく、アドベンチャーワールドに着いた。
「「「うわー!パンダに会いに行こう」」」
3人は手をつないで走りだした。
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