なんでも配達屋
@msdaka
第1話
第一話
「こんにちは、なんでも配達屋と看板を見て来たのですがどういった物でも運んで頂けますか?」
「はい!0.1グラムの城から体長26メートル。体重199トンのシロナガスクジラまで過去でも未来でも何処ヘでも運べます。」
「やはりここだ!この引き換え書で受取り出来ますか?普通の宅配業者だと恥ずかしくて、見せれ無かったので。」
「はい!確かに当店ですね。少々お待ち下さい。」
今から15年前
当時10歳だった私は、同じクラスのたかしくんと仲が良かった。毎日学校が終わると。公園やお互いの家で夜遅くまで遊んだ。
ある日たかしくんとタイムカプセルを埋めようという話になった。手紙やお互いの宝物等や、ジュースやお菓子も入れた。当時傷むとか考えてなかったのだ。そして箱に入れて公園に穴を掘っていると不思議な風貌のおじいさんがやって来て
「君たちタイムカプセルを埋めているのかい
こんな箱だと長年の雨水等で侵食して中がドロドロになってしまう。そうだ、おじさんが最近開発した未来に物を運べる機械の試験に
使ってくれないかゆくゆくは、タイムカプセル便としてサービスを開始するのだよもちろん今回は、試験だから無料でやるよ。タイムワープするから
「どうしようかたかしくん?」
「せっかくだからやろうかなり怪し良いけどどうせただだし」
「よろしくお願いいたします!!」
二人でお願いをした。そして箱に追加で、いろいろ入れておじさんにタイムカプセルを預けた。その際に引き換え書と言う紙切れを貰いそれは、大事にしまっていたのだが実家の自室を整理してたら出てきたのだ!
たかしくんは、あれから2年後の12歳の頃に行方不明になってしまっていたのだ。それから半年間警察消防の捜査があったが友達と遊んでくると言ってそれきり行方が分からなくなった。結局未解決事件として処理され。家族も連日の報道等で町が大騒ぎになり逃げるように他の街に引っ越した。
紙切れには、「15年後に当店にお越しください保管期間1年間」と記されていた。期限からもうすぐだ、慌てて場所を探し出しやっと見つけたので訪れたのだ!
現在
「こちらの箱ですね。」
「ありがとうございます。これですね。」
受取りのサインだけして家に持ち帰って箱を開けて見た。中にはお菓子やみかんバナナまで入っていたどれも昨日入れたみたいに新鮮で美味しそうだそして中に手紙も入っていた。
たかしくんが僕に当てた手紙だ
「この手紙を開けてるという事は、15年たったのかなお互い結婚もして、夢だった仕事にもついて楽しくやれてるかな。それから今でも親友かな?」ここで涙が出て来た。今は、結婚どころか仕事も首になって、実家に帰って来たぐらいだ。
裏に続きがある
「でも人生そう上手くいかないだらけとお母さんも言ってたから全て出来てないかもしれないけど僕は、どうなっても一生友達でいたいです。上手くいかなくても、そのままの君で居てね。」
たかしくんありがとう。シロナガスクジラよりも何倍も大きな荷物だよ
そういえば荷物と一緒にこれも渡されたななんだろう広告か何かな?
よく見ると伝票に預かり日が記載されてた。
見ると驚いたたかしくんが行方不明になる2日前の日付だ。たかしくんの名前もあるから追加でたかしくんが頼んだのだ。
慌てて封をあけた
開けてみるとたかしくんの文字だ。
「もし僕がいなくなっても心配しないでください。」
なにこれこれだけいったい何があったの⁇
なんでも配達屋 @msdaka
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