柘榴と座苦牢

踊る阿呆に見る阿呆、おなじ

あほなら踊るがとくじゃ


子孫繁栄、どんどん踊れ

種をこさして御国も萬栄


嘴を開けば出るは苦言

石の御守で悲鳴で塞げ


滴る果汁に飛び散る果実

それを見ていた阿呆が躍る


どんどん潰せ、どんどん割けべ

裂けた嘴からどんどん穣る


裏切り、ものの正体明かす

四肢を捥ぎって達磨と遊べ


秘薬に漬け込み玩具を捧げ

西の后がまた悦び踊る


達磨が無様にコロコロころり

笑う阿呆が目に浮かぶ


阿片、アヘン、亜変と唄え

腐るまでに腐った土地へ


放っと捨て置け、勝手に自滅

裏切り者と、共食い生活

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

👻人間挽歌🎵 白銀比(シルヴァ・レイシオン) @silvaration

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ