たとえば日常。

蘇芳ぽかり

イフ・トゥモロー




 ミスターネイビーに乗って、学校に行く。

 坂も何もない、バス通りに沿った、ずっと真っ直ぐの道。立ち並ぶ団地の建物は全部同じ形に見える。適当なリズムでペダルを漕ぐのは、本当に単純な前に進むための作業なんだけど、意外と楽しいというか心地いい。春に片足を突っ込んだぐらいの季節だから、風が気持ちいいし。目一杯に空気を吸い込んでみる。花粉症じゃないのってほんとにラッキーだ。

 あたしは最近聴き始めた曲のメロディーを、鼻歌でなぞった。多分ところどころ音程が違うかもしれないが、まあいいだろう。どうせ誰も聞いていないんだし。……あ、ミスターネイビー。きみは聞いてるかもだよね。

 曲が2、3周した頃には学校に着く。

 駐輪場の空いている適当なところにミスターネイビーを停めて、ブレザーのポケットから取り出したスマホのロック画面を見れば、時刻は朝のSHRが始まる3分前だった。

「わ」

 文字に落とし込めば多分ひらがなのたった1文字。そんな声にも満たない声を上げて、あたしはカゴからカバンをひったくるようにつかんで駆け出した。そうだった。朝は少し髪を時間を掛けて巻いていたから、いつもより家を出たのが遅かったんだ。すっかり忘れていた。


 教室に飛び込んだのと同時に、チャイムが鳴った。間に合った、と思ったら一気に疲れを感じた。呼吸の乱れが収まってきてから、あたしは机に突っ伏した。教卓の向こうに立った担任の先生が何やら連絡事項を話してるのを耳から耳に流しているうちに、いつの間にか朝の会は終わっている。

「おはよ。メイ、ぎりぎりセーフじゃん。寝坊した?」

 少し高めの鈴みたいな声に顔を上げると、親友の菜実子なみこが前の席に横向きに座ったところだった。シンプルに整えられているが綺麗にくるんとカーブしている前髪を見て、あたしは内心でかなわないなと思った。菜実子は多分、クラスで1番かわいい。顔が小さくて目が大きいから、小動物みたいだ。何にもしなくてもかわいいけど、髪を巻いたりメイクしたりするのもすごく上手だ。朝ほんの気まぐれにコテで巻くのに挑戦してみた程度じゃ、とても追いつけない。まあ別にいいんだけどね。

 あたしは耳の横辺りに落ちている髪を軽く指でつまんだ。

「ううん、ちょっと髪いじってたらいつの間にかやばい時間になってた。でも自転車乗ったら結構崩れちゃったかも」

「あっ、ほんとだ、いいじゃん。いつもよりふわふわしてる」菜実子はもとから丸い目を更に見開いて、顔を近づけてきた。

 あたしはちょっと慌てた。そんなにじろじろ見られたら、ボロが出そうだ。というか見つかってしまいそうだ。日頃から髪の扱いなんて並みの女子よりも雑なのだし、よく見れば枝毛だらけに違いない。

「そうかな? そんな上手くないけど」

 早口にそう言う感情は、照れだか恥だかよくわからない。菜実子はなんということは無さそうに「いいと思うけど」と言った。

「でもメイはもうちょっと大人っぽい系の方が似合うかもよ。かわいい系より」

「そお?」

「うん。だって顔しゅっとしてるし、背え高いし。今度うち来たらいじってあげるよ。メイクもやりたい。あ、あと服買いに行かない? 春物の新しいワンピ欲しいんだよね。舞香まいかとか美里みりとかも誘ってさ」

 あたしは親指を立てて見せる。「いいね、行こうよ」

 そんなことを話しているうちに、1時間目の化学の先生が教室に入ってくる。「あ、あたし教科書まだロッカーだ」なんて言いながら、菜実子は立ち上がった。彼女が廊下に出ていくのとほとんど同時に、前の席の本来の主である無口な男子が帰ってきて何事もなかったような顔で座る。

 自分の机の中を手で探って、あっと思った。あたしも化学の教科書、廊下のロッカーに先週突っ込んだままだ。わざわざ立って取りに行くの面倒だし、ついさっきまで話してた菜実子とまた鉢合わせるのも謎だし、別にいいか。化学は受験に使わないから正直なんでもいい。指されたりして困ったら、そのときは隣に見せてもらおう。


 あたしが1日に起きている時間は朝7時から夜12時までの17時間だ。そのうちの約8時間を学校で過ごしているとすると、起きている時間のだいたい半分はこの学校にいることになる。それって結構長い。

 この長い時間の多くを、あたしは妄想に費やす。

 たとえば、と考える。英語の文章によく出てくる「if」だ。もし、ナントカだったら。希望とか現実にはそうなるわけない想定とか。日本語だったら、頭に「たとえば」がつくことも多い。あとは「仮に」とか。そうなると表現は更に曲がりくねって遠回しだ。たとえばだよ、あるわけないけど、あくまでも仮に、もしも、ナントカなんだったとしたら?というふうに。

 たとえば数学の授業中に、真面目で厳しい先生が突然キレキレのブレイクダンスをし出したら。中庭の上空を飛んでいるカラスが、窓を突き破って教室内に飛び込んできたら。少しは授業も止まって、時間稼ぎになるかな。先生、後で演習プリントを配るって言っていた。やるの面倒くさいもんね。たとえば、明日世界が終わるのだとしたら。そうしたら洋服買うために貯めていた全貯金で、買えるだけのホールケーキを買って太るとか気にせずに食べよう。あ、でもたくさんの種類のピースのを買うのもありだよなあ。たとえば、昼休みに、お弁当を食べながらいつも通り菜実子たちと喋っているあたしを、「田村たむら」と他クラスの男子が廊下から呼んだら。あたしは「一体何?」って菜実子たちに肩をすくめて見せてから、内心わくわくして廊下に出ていくだろう。もしも学年内でかっこいいと噂されてる彼は、実はあたしのことが好きなんだとしたら?

 そこまで考えてからあたしは、あり得ないと1人で首を振った。ないない。そもそも学年内で1番かっこいい男子って誰よ。ぱっとは思いつかない。噂というか話を聞いたことがあるのは、テニス部のエースらしいタニカワくんだろうか。

 この間、移動教室で廊下を歩いていたとき、菜実子が「今すれ違ったあの人めっちゃイケメンじゃない?」とささやいた。かわいい顔を少し赤くしていた。あたしが振り向こうとすると「気づかれちゃうから」と小さな声で止められる。代わりに隣で舞香が「だよね!」と声を上げた。ぎゅっと顔を寄せてくる。ちょっと歩きにくい。

「テニス部の、タニカワセイジくん。まじで顔きれいだしテニスも上手いんだってよ。でもね、2組のレナちゃんが訊いてみたらしいんだけど、誰とも付き合ったりしてないみたいって。部活一筋、みたいな」

「えっそうなの!?」

 菜実子がぱっと弾かれたみたいに顔を上げた。1度頬に手を当ててから、少ししてゆっくりと横髪を耳に掛けた。視線は数歩先の床の上に投げ出している。

「そういうのなんかズルいわー。いいね、めっちゃ推せる」

 タニカワくんとやらの顔も知らないあたしは、「ふうん」とだけ呟いた。

 そして、日常の中にいる人を「推す」ってどういうことなんだろうとなんとなく考えた。

 2次元のキャラを推す気持ちは簡単にわかる。あたしにだって大好きな漫画はあるし、その中に大好きなキャラがいる。辛い過去と強い信念を持った、薙刀の使い手だ。彼って本当にかっこいい。バトルシーンとか最高。それから3次元のアイドルでも、ハマりさえすれば推せると思う。舞香の推しのグループのヒカリくんは確かに顔が整っていてきれいだと思った。あの顔でにこっと微笑まれたら、確かにとろけちゃいそう。

 でも、それらは全部、テレビの向こうとか絵の中とか、同じ現実の中にいないからこそ「推せる」のだとなんとなく思っていた。あたしたちの触れられる現実には存在していない。遠くにあるものを「わあすごい!」って言って眺めるようなイメージだ。きれいな夕日を見て、「わあすごい!」みたいな。結局「推し」とはすごくてもかっこよくても、日常から見れば電車の窓から眺める風景のようなものなのだと思う。多分すごく美しいけど一瞬しか見えない風景。あたしたちは何も影響できないし、向こうも直接あたしたちに何かを与えるわけじゃなくて。ただ少しわあっと感動している時間はあっても、新しい流行りの波が来たらすぐに過ぎ去っていく、みたいな。ちょっと時間が経てば、あたしたちはもう別のことを考えている、みたいな。

 だから、同じ学校にいる人のことを、廊下で簡単にすれ違うような身近なところにいる人のことを、頬を赤くして「推せる」と言う感覚は、よくわからない。だって生身の人間じゃないか。あたしたちが影響できてしまう。それにいつもいつも甘い笑顔を見せてくれるわけでもない。

 現実の人を「推す」というのと、恋愛とは一緒なのだろうか。それとも違うのだろうか。もしも違うのだとしたら、どこがどう違うんだろう。「恋愛」ってなんだろう。

 前になんとなくそんなことを呟いたことがあったな、と思い出す。菜実子たちと休み時間に、女子トイレで喋っていたのだ。クラスメイトの誰々と1個下の学年の誰々が付き合い出したらしいとか、友達の友達の誰々が誰々のことを好きだと言ったとか、彼氏が欲しいとか。

「恋するってどういうことなのかな」

 何気なしにぽつりとそう言ったら、「どういうこと?」と菜実子は首を傾げた。

「いや、当たり前に彼氏欲しいってみんな言うし、実際付き合ったりしてるじゃん。でも、結局恋ってどういうものなんだろって」

 美里はあははと笑った。「つまり恋愛って一体なんなんだ!?ってこと?」なんだか哲学者みたいだねえと茶化す。

「ええっ? わかんないの?」菜実子は片眉を上げた。「自分が自分じゃなくなって、なんだか叫び出したいぐらいこの人のことが好きだあ!って思うの。それからもっと仲良くなりたいって」

「あたしたちだって仲いいじゃん。でも恋人と友達って違うでしょ」

「そりゃそうだよ。ただの友達とか仲良しとかじゃなくて、なんていうか、もっとこの人の特別な存在になりたいって思うんだよ」

「じゃあ特別な存在ってなに? なにができたら、特別なの」

「それは」

 菜実子が答える前に、美里が「メイさあ」と少し苦笑いしながら口を挟んだ。

「これができたら、とか、こういうこと、とかじゃないんだよ。恋愛ってそういうものじゃなくて、言葉で説明しようとするほうが間違いなの」

「そうだよ」舞香も頷く。「っていうか、やっぱりメイって変わってる」

「そうかなあ」

「まあそこが良さってゆーか面白いとこでもあると思うけどね?」

「そうかなあ」

 その後あたしたちは「やばい! 授業が始まっちゃう!」とかなんとか喚いて、急いで女子トイレを後にしたんだった。

 もう異質なものを見るような目で見られたくないし、「変わってる」なんて言われたくないし、雑にフォローされたくもないし。菜実子たちの前で変なことをあっけらかんと声に出すのはやめようと思ったんだけど。

 あたしには恋というものがよくわからない。

 ──たとえば、もしもあたしに彼氏ができたら?

 その想定はやっぱりよくわかんない。

 そんなことをぼやぼや考えたり、適当に仲間内で喋って「わかる」とか「いいね」とか「かわいい」を連発しているうちに、学校にいる時間はあっという間に過ぎ去っていく。最高に楽しいというわけでもないし、別に味気ないとも感じない。友達がいて、そこそこの話題があって、まあそれでいいじゃん?と思う。


 駐輪場に戻ってきたときの空の明るさで、季節の動きを感じる。

 4時過ぎなのに、見上げたトタン屋根の向こう側は、昼間とそんなに変わらない色をしている。冬が終わるんだなあ、春になるんだなあ。新年度の始まりだ。クラス替えは嫌だけど、でもきっとどうにかなるだろう。仲良しの輪なんて自然とできるものだし、今のままの友情を続けたっていい。いよいよ受験生になるのも嫌だが、それだって結局どうにかなってしまうんだろうと思う。勉強ができるなんて思ったことも言われたこともないから、はじめからそんなにレベルの高い大学を狙おうとなんて考えていない。地元を出たいという意志も今は特にないかな。

 自転車がみんなそっぽを向いた状態で並ぶ駐輪場をぶらぶらと歩いて、やがてミスターネイビーを見つけてカゴにカバンを放り込んだ。

「帰るかー」

 これはひとり言。

 涼しいけれど寒くない風が気持ちいいから、たまには歩いて帰ることにした。家に帰って勉強するのも気が進まないしちょうどいい。ミスターネイビーのハンドルを握って、押しながらゆっくりと歩いて校門を出る。

 あたしは部活に入っていない。

 菜実子は吹部だし、美里と舞香はバレー部だ。ほぼ毎日部活がある。強制ではないがどこかの部に所属することが半推奨とされているうちの学校で、帰宅部の人間なんてクラスに1人いるかいないかだ。だから、そこを「変わってる」などと言われたら、なにも言い返せない。せいぜい部活に入らなかったことの言い訳だ。……だって興味のある部活は特になかったし、先輩の言うことを聞くとか後輩に何かを教えるとか、面倒くさそう。推奨でもなんでも自分にとって意味がないと感じることは別にしなくていいやと思ったのだ。

 もしも、あたしが何か部活に入ってたら?

 多分「やめとけば良かった」と後悔していることだろう。うん、やっぱりあたしにとっては帰宅部が1番だ。でもそれを楽しそうに部活に行く菜実子にわざわざ言ったりはしない。波風は立てない。そのくらいにはあたしも賢いんだろう。

 ……いや、賢さなんかじゃないのかも。ただ、あたしは菜実子たちのことが好きで、大好きな友達のことはちゃんと大切にしたいだけだ。

 腰でぐるぐるに折り返して丈を短くしているスカートが、風に揺られてひらひらする。これだって正直に言えば何がいいのかよくわからないし、むしろウエストが太く見えて変じゃない?って思う。でも、「おそろいだね」と言うのなら、意味のないことじゃないという気もする。あたしって多分気のいいヤツだ。

 ミスターネイビーをぐいんと押してみた。どこからだかわからないが、カチカチカチと音がする。

 君もだいぶ古くなったなあと心の中で呼びかけた。ミスターネイビーはあたしが中学に入ったばっかりの時に買ってもらった自転車だ。サドルはマックスまで上げてあるが、それでも今のあたしにはちょっと小さい。毎日乗っているから当たり前だけど、細かい傷は多いし、カゴは少し変形している。確か1回派手に転んだのだ。なんていうか、長年の相棒感が増したね、と思う。傷跡とは勲章だ。漫画の中のあたしの推しキャラも、顔に敵と戦ったことでできた傷がある。かっこいい。そういえばあの漫画、もうすぐアニメ化するって言ってたな。夏からだったかな。絶対に観なきゃ。

 無限に続くみたいに真っ直ぐで平坦な道が終わりを迎えて、巨大な歩道橋に差し掛かった。自転車の人のために斜面の真ん中は階段じゃなくて坂になっているけれど、それでもここを上がるのはいつも疲れる。普通の歩道橋よりも高いから、坂道も長いのだ。ミスターネイビーに前のめりに体重を預けるようにして、ゆっくりゆっくり上がっていく。上も下も見ない。それってちょっと、この日常に似ている。未来なんて見ない、過去も振り返らない。「今」だけがここにある。カタツムリが大きな石を登るみたいに、ゆっくり、ゆっくり。坂道を歩いていく。

 ようやく登り切った。赤い光が視界の外にぱんと弾けた気がした。あたしははあっと息を吸い込んでから、ぱっと顔を上げて。

「わ」

 そんな1文字の声を、またその場に放り出す。

 高い歩道橋の上は、意外なほどに空に近い。学校の駐輪場で見上げて「まだ明るいな」なんて思っていた空は、いつの間にかオレンジがかった赤に染まっていた。よくある景色にいちいち感動するなんて、多分イタいことだ。でも、あたしは見惚れるともなしに立ち止まって眺めていた。燃えてる、と思った。浮かんでいる雲が、見下ろした道路が、建物たちが、街中が、世界中が夕焼けで燃えている。そんな景色の中に、あたしがいる。遠く眺めているのとは違う。その中にいる。

 たとえばもしも、明日世界が終わるなら。

 よく暇なときにシミュレーションする、気分によって答えがころころ変わる質問。甘いものをたくさん食べたい。ハンバーガーとかポテトでもいい。とにかくお金も太るのも気にしないで。それから、黒歴史の暴露本を書いてみようか。小学生低学年の時にかわいいからと言って魔法少女みたいな格好で学校に行ったとか。いや、そんな奇抜なことはしないで、友達と世界が終わるその瞬間までどうでもいいことを喋っていたい。それも嘘だ。何もしたくない。ううん、やっぱり、いつも通りに何も変わらずにその日を生きてたい。

 そうだな。今思うのは。

 橋のど真ん中。立ち尽くすあたしに、ミスターネイビーが寄り添うみたいに立っている。傷だらけのフレームは、眩しいぐらいの光を受けて、もとの紺色じゃなくて白っぽく輝く。

 ──自分が自分じゃなくなって、なんだか叫び出したいぐらいこの人のことが好きだあ!って思うの。

 菜実子の声が、頭の中に響いた。あたしはうん、と1人で頷く。

 ──恋がしたい。

 そう、声には出さないで呟いてみる。

 叫び出しちゃうぐらいの、気が狂ってあたしがあたしじゃなくなるほどの、燃え上がるような、恋がしたい。眺めて満足するんじゃなくて、あたしの現実世界にいる人のことを、本当にもうどうしようもないぐらい好きになってみたい。あたしは恋愛を知りたい。身をもって知りたい。今、あたし、恋に恋をしている。ぎゅって胸が締め付けられるほどに。

 ……なんて、ね。そんなことをちょっとだけ、ほんとにちょっとだけ思う。最近は思ってみたりする。

 そろそろ行こうか、ミスターネイビー。心の中で声を掛けて、またあたしは相棒を引いて歩き出す。家に帰って、お菓子食べて、それから少し寝てから勉強しようかな。今頃菜実子たちは、まだ部活をやっていることだろう。大変だなあ。でも楽しそうだからいいのかな。

 夕焼けがきれいだったから、きっと明日も晴れるんだろう。

 こつ、こつとローファーの底で音を立てて、階段を降りていく。カチカチとミスターネイビーの立てる音が、静かについてくる。





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たとえば日常。 蘇芳ぽかり @magatsume

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