これは儚くも甘やかな純文学に擬態した、遅効性の毒が如きミステリ

何を言っているか分からないですって?

ふふ……

私も分かりません

現在三週目ですが

読む度に景色が変わります

もちろん私がずぶずぶと沼に沈んで行くことによる景色の変化

ですがこの沈んで行く感覚が心地よく、何度も読んでしまいます

言葉選びや、おそらく削ぎ落としたのであろう様々な情景やセリフ

巧みに配置された舞台装置や、場面場面での何があってどうなったかの空気感

本当に素晴らしく、読む度に冒頭に戻ってハローしてしまいます

未読の方がいらっしゃいましたら、是非わたしと一緒に沼に沈みましょう( ´ω` )