コンビニアイス・アライアンス 〜甘くて冷たいふたり同盟〜

あとがき

　まずは、のんびりすぎるリレー連載におつきあいくださいました皆さま、ほんとうにありがとうございます。

　薮坂さんの1話目が公開されたのが5月1日ですので、4か月以上かかったことになりますね。特に最終話ね！　最終話だけで2か月つかうってどういうこと！　いやほんとすまん。我ながらびっくりな遅筆ぶりでした。

　だいたいがですね、最初にわたしともリレーしてくださいよーとお話したのが2023年の4月。わたしが神戸に旅行したときのことです。その後なんやかんやあって企画が実際に動きはじめたのは11月。で、連載開始が2024年の5月と。

　……長旅でしたね。ほんと。江崎さんほどではないですけども。笑

　さて。本編を読まずにここを開いちゃった方、この先はネタバレありの裏話になりますのでご注意ください。

　ということで。

　ラストアイスとなった雪見だいふくですが、じつは二人が会話をかわすきっかけとして唯一プロット段階で出演が予定されていたのが雪見だいふくだったんです。しかし、きっかけアイスがあずきバーになったために出番がないまま最終話に突入することに。

『ねえ、ねえ、出番まだ？　まさかこのままおわりなんてことはないよね？　そんな、まさかだよね？　ね？？』

　という、待ちぼうけをくらった雪見だいふくさんからの圧がすごかったので、トリをつとめていただきました。笑

　そして、ラストで再会するかしないか、スタート時点ではあえてきめず、二人の関係性によって考えようということにしてたんですが、話的にはいちおう両バージョン考えてました。

　ただ、再会しないバージョンの場合は最後もう1話、赤城さん視点がないとすわりが悪そうだなあ〜ということで、再会バージョンを採用することに。

　あと、旅部分がすべてダイジェストなのは文字数都合です。個人的に、長くても1話5,000字前後におさめたいなというのがあったので。

　そんなわけで（？）最後に。

　プロットから概要の文言からタイトル、キャッチコピーまで、この物語の骨子はほとんど薮坂さんがつくってくださいました。わたしが考えたのはサブタイ（甘くて冷たい〜）だけ。笑

　ですのでね。本作が金のたまごに選出されるというミラクルが起きたのもすべて薮坂さんのおかげだと思ってます。大感謝です。

　そして、赤城さんと江崎さんの物語をここまで見届けてくださった皆さま。あらためまして、ありがとうございました！　心よりお礼申しあげます。

　またどこかの物語でお会いできますように。

　最大限の感謝をこめて。

　　　　　2024年9月吉日　野森ちえこ