元詐欺師探偵が食にまつわる謎に挑む!?

物語の入り口からすでに個性全開。
キャラクターたちのかなりの個性の強さに驚かされました。
まず主人公が元詐欺師だし世界一の名探偵を自称しているし、仕事を依頼してくる弁護士は大食いだし、料理の色合いは狂っている——…。

いきなり情報量が多い。
多いけれども全てに無駄がなく、ストーリー進行上必要とされる情報だというところに、作者の技量が伺えます。

文章も読みやすく内容がさらりと入ってくる印象を受けました。

お話的には探偵ものなので、謎解きについてはネタバレ防止ということでここでは語れないのですが、かなりの骨太などっしりとした作りとなっているように感じます。

食事ものであると同時に、これは本格的な?探偵もの!
事件?の解決に近づくにつれ、どんどん勢い良く上がっていくテンションに呑まれます。

設定もお話もとても面白い!これは自信を持ってオススメできる作品です!

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