クラス転移のメイトとの再会は敵として　～能力が（比較的）弱すぎて参謀として後衛に引っ込んでいたぼくだけが敵国に捕まったので寝返った件～

　クラス転移で異世界へ飛んだ「紫亜久地果（しあくちか）」含めた３２人は、それぞれ超能力（ギフト）を得ていた。それをいいことに、自分たちの生きるため土地を得ようと転移した神殿の周りにあった三国へと侵攻を開始する。しかし、能力が（クラスメイトの中で比較的）弱かった久地果は神殿に残り、能力を使って戦闘をサポートすることとなっていた。

　それからしばらくたったある日の事だった。久地果の籠る神殿に何者かが侵入を試みたのだ。久地果は捕らえられるものの侵入者が何者かであるかを突き止める。侵入者に正体は、「スコール皇国レバンティン所属」の部隊らしい。
　
　侵入の目的は……ぼく？

　脱出を試みるもあっけなく捕らえられた久地果はスコール皇国の首都皇都まで連れていかれ姫娘と対談することとなる。奴隷化？　実験…続きを読む