第23話幻神アブレトラ

――王都

「こんな洞窟から、人が出てくるわけ無いだろ?」


「でも、一応王都からの依頼だぜ? 失敗でもしたら……俺達の首は、無くなるかもな」


「ひぇ〜、そうだな、失敗でもしたら、打首だな」


「まぁ、後で交代できるし、そんな簡単に問題が、起こるわけじゃないから」


 王都からの、依頼を受けた、男達の目が点になる

「はぁはぁはぁ……やっと……着いた……」


「誰だお前!」

 男達の目の前に、女を抱えた男がいた。

「銀翼之強団の1人、アルミスです。 こちらの女の子も、銀翼之強団の1人、ベリンです」


「ゲッ、銀翼之強団かよ……」


「分かった、銀翼之強団は、通してやる」


 アルミスは、ダッシュで、銀翼之強団まで、走った。


――銀翼之強団内

「アルミスとダルトバッハは、まだなのか……」


「団長……まだ、連絡は、つきません……」


「ガラガラ~!」


 アルミスは、誇らしげな顔で、

「守り切ったぞ……バタン」


「アルミス! それにダルトバッハ……」


「団長! ダルトバッハの方は、重傷です!」


 団長は、察した、王都最強のダルトバッハをも、

軽く倒す、最強の敵が居ると……

「アルミス! 頑張ったな」


「団長……ベリンには……悪路王の保護毒を付与させています、だから、直に治ります」


「アルミス! お前こそ、大丈夫なのか?」


「僕は……悪路王を降霊させているので……人間を超え、幻怪格之神人 アルデゴランドに存在進化しましたので、直に治ります」


 アルミスは、悪路王アルデバランを降霊させ、

自身を一時的に幻怪の最強生物、悪路王に進化したのだ。

「とにかく、寝ていいですか……?」


 アルミスの体は、存在進化したことで、体の再構築を行う。

「ピカーン」


「何だ! アルミスの体から、光が溢れ出している!」


 アルミスは、幻神 アブレトラに存在進化した。


 アルミスの体が、悪路王の降霊に伴い、神格化した。 十戒の騎士に対抗出来る、人間が、今、

いや……神が、誕生した。

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追放されたら強く生きる〜追放されたら放浪し、世界を救う @aidenn

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