8 坤《こん》 (●●●初)
卦 三爻初 正象 卦徳(性情) 家族 五行 易数
地、従順、おとなしい、卑しむ、慎む、母、庶民、無知、消化器、寛容、南西
天地人三才を表す三つの爻が「乾」と真逆つまり陰ばかりの卦で、「乾」とは正反対の意味。「乾」は能動的で円いが「坤」は受動的で四角。「乾」が精神で「坤」は肉体。そして天は手にとって触れないが、地は現実社会そのもの。
「乾」の天に対して、「坤」の正象は「地」であり、万物を地上に形あるものとして育む「母なる大地」を指す。純粋な陰で、見渡すかぎり広がる平らな地。正象の「地」から、平ら、低い、古い、包容する、混ぜもの、大衆的なもの。「陰」の代表的な卦から出てくる言葉から、柔らかい、動かない、退く、暗い、細かい、無気力、依頼心が強く吝嗇。
計画性がなく、怠惰で安逸に流れ、物欲や生命的欲望が強く、精神的なもの・高尚なもの(つまり「乾」の「天」の象)には無関心で、決断力がなくつねに物的欲望のために迷って気苦労が多く、鈍重で曖昧です。
反面、奉仕的であり、辛抱強く柔順でコツコツと倹約しながら、平凡単調な生活に堪えていくために職業を問わず、下積み時代や庶民生活を維持していくうえで欠かせない徳。
日光や雨水など天の恵みを地が受けて初めて生命が育ちます。田や畑となり、人間に糧を与えるのは母親が子どもを育てる姿に重ねられる。
卦徳は「順」。「父なる太陽」の「乾」の光と熱、その他あらゆるものを四季折々に柔順に受け入れる包容力がある。
「地」は岩石のような硬さはなく形を変えることも可能。
「坤」はなくてはならない存在だが、当たり前すぎて特に意識されないことも多い。額に汗する労働も「坤」に象徴される。
種を蒔いたらすぐ収穫できるわけではないのと同様に、「坤」の変化のスピードはゆっくりだが、着実に成長していく堅実さがある。
性質は、柔順・柔和・従う・従順、静か、厚い、需要、載せる、温厚、謙虚、貞節、安静、消極的、虚、狭い、小さい、地味・吝嗇、倹約、隠匿、利欲、卑賤、低い、凡庸、愚鈍、迷う、疑惑、悪、暗い、大衆、服従、包む、優柔不断、閉じる、厚い。
坤の象意をもとに分類します。
▼「人」母、妻。皇后。まじめ努力家で骨惜しみせず家事こなすよく働く主婦。
老陰を含むので祖母や老婆などの老女も意味する。
温厚で柔和ですが、心中は複雑。消極的な人、おとなしい人、グスグズする人、平凡な人、陰気な人、ケチな人。
臣下、従業員、労働者、国民、農業、不動産業。
組織のトップだった「乾」に対して、「坤」は従業員や平社員。
組織に属して勤勉に働き、きっちり役割を果たす。トップに対する女房役・補佐役という観点からは、よく従う人。副社長、相談役、代理人、次官・次長・秘書・庶務的なことやその他雑事・雑役一切を引き受ける立場にある人。
乾天の高いに対して、坤地の低いとみれば、土木作業や農業など土に関係した仕事をする人、社会的に低い立場に立つ人など。
▼「行動」派手さなく謙虚。節約家であまりお金を使わず流行に左右されない。
面倒見がよく、親切。困っている人に手を差し伸べる。
「坤」の悪い面が出ると、気苦労が多く、貧乏性で強欲に。
▼「人体」胃、腸、腹部、肉。五行は脾臓。
人体では乾卦の精神・心に対して「肉体」を意味します。
腹部。広くて柔らかく下半身にある。胃腸、脾臓、血肉に当たります。
▼「病気」消化器系統、過労、精力減退、体力の消耗。
病気もまたそういった胃腸系統の病気、無気力な虚脱感や気苦労に基因するもの、慢性疲労病など、長引くものが多くなる。
具体的には、生来の虚弱や疲労体質、冷えによる病気、血行不順による病、健忘症などがその主なものとして挙げられる。
▽「病勢」〈退く〉意から、次第に快方に向かう、治ると判断。
▼「物」木綿や肌着・パジャマなど日常的な布類、土器など土で作ったもの、
畳、絨毯、家財道具、容器、袋。たくさん載せられる大きめなお盆。
▼「場所」農村、場末の所。出身地。
平地や野原や田畑(農地)がある田舎・農村・故郷・墓地など。
古家・家屋、仕事場・作業場・工場、暗い所・物置・倉庫・押入れ、
ゴミゴミした雑多な場所、雑貨店、リサイクルショップや質屋。
貧民街など。
▼「動物」従順でゆっくり動く牝牛。
牝馬、家畜、蟻、モグラ。柔順な山羊・猫など。
▼「植物」米・麦・その他の大地から生産された雑穀、
そば粉や小麦粉などの粉末にしたもの。
▼「食物」麦、パン、粉類とそれを固めた、砂糖、ソース、大衆菓子、安い食物。
▼「干支」未と申
パソコンに「ひつじさる」と入力すると「坤」が変換候補に出る。
▽「季節」晩夏七月(未月)から初秋八月(申月)の間
陽から陰に切り替わる立秋を含む。
▽「方位」西南。
裏鬼門。東北の鬼門ほど激しくありませんが、じわじわと変化。
吉方取りでは仕事運(雇われ運)、家庭円満に効果。
▽「時間」十三時(未の刻)から十七時(申の刻)までの四時間。
労働に勤しむ時間帯。
▼「九星」二黒土星
▼「五行」土
「艮」は陽の土、「坤」は陰の土。
▽「色」茶色、黄色、または黒色
▽「数」8。五行の数は5と10
▽「味」甘味
▽「天気」〈暗い〉意から、曇りと判断。
▽「株式」〈平ら〉〈低い〉の意から、横ばい・若干下がり気味と判断。
▽「やまとことば」お。
陰陽思想(陰陽説)の初歩の初歩、八卦とは カイ 壬 @sstmix
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