時間遡行ジュブナイル冒険小説。幼い日の困惑と後悔とノスタルジー

世界を救いたい、というのは実はそれほど大仰な話ではない。
大抵の個人にとっての世界というのは家族や友人たちなどの割合に小さな社会そのものが世界だからだ。
おとなになると少しづつ大きくなって複雑になって、世界の重さで世界そのものが勝手に壊れてゆくものだけど、救いたいのはそういうものじゃない。
世界の突然死に抗う少年たちの物語。

大変よろしいと思います。

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