腐女子、召喚 ～初期設定「言語能力」だけで後宮を救ってしまったオタクの話～

【第10回キネティックノベル大賞 一次通過中】
現代で推し活していたトウコは突然、中華風の異世界【覇葉国（はようこく）】へ降り立った。
後宮を導く聖人として召喚されたはずが特別なスキルはなく、あるのは初期設定の「言語能力」のみ。
あらゆる言語が「なぜだか読めるし、書ける。話も通じる」ってやつだ。

後宮に住むのはコミュ障な若き国王と、さまざまな問題を抱えた異国の妃たち。そして体に"ある秘密"を抱えた美しい宦官たち。
適応力高めなトウコは持ち前の妄想力や推し活で鍛えた語彙力、そしてBLの力を駆使して彼らの心を結んでいく。
そして明かされていく「宦官の秘密」、「自分にスキルがない理由」────

これは喪女で腐女子な主人公が「言葉」の交流を通じ、本当の"愛"と"推し"を見つける物語である。

「小説家になろう」にも掲載しています。