乙女ゲー、悪役令嬢、転生、内政チートというより群像劇である。

各キャラクターが抱える苦悩や過去、そして喜びと未来への希望が丁寧に綴られた物語。

乙女ゲーの悪役令嬢に転生した主人公が前世を思い出したことで、フラグ折に奔走するストーリーはよくあるが、この作品はそれぞれのキャラエピソードがさり気なくストーリーに絡めて深堀りされています。
王道の異世界転生悪役令嬢では非ず。

この作品のテーマ曲は中島みゆきの「糸」です。私の中では(笑)
メルフィーナが縦糸を紡ぎ、メルフィーナを取巻く人達が横糸を紡ぐ感じかな~。

これからの展開がめっちゃ気になります。

さらにこの物語の根底には「ハートの国のマリア」の乙女ゲーが呪縛となっており、どうストーリーを軟着陸させるのか、今からドキドキしてます。