カラスの幽体離脱体験記

第4話 オナ禁は効果があると思う

　数日前、初めて安定した幽体離脱を経験した。金縛りにあったので、今だ！と思い横に転がると問題なく成功した。その後は家の周りを徘徊。誰もいないが中年の女性が一人歩いていた。空を飛んだりセックスしたりはできなかったが、中々嬉しい経験ではあった。

　さて、本題に入ろう。私がそのような経験に至ったのはなぜか。中々いいにくい言葉ではあるが、これはオナ禁の成果だと思っている。

　なぜそう言い切れるのか。私はこの離脱をする日までに11日間オナ禁をしていた。それだけなら十分な根拠とはならないだろう。しかし、私は禁欲を重ねていくうちに夢の鮮明度・滞在時間・現実で覚えている確率が上がっていったのである。そしてこの離脱をした日に禁欲を解除し射精したら、夢見は元通りになり、深夜に金縛りなどの前兆が起きても中々抜けられなくなったのである。この経験から、間違いなく射精を断つことは幽体離脱の安定化に効果があると私は判断した。

　実はこれは大きく意見が別れるテーマである。私のように圧倒的な成果が得られた者も多いが、むしろ性欲を発散しておいたほうが離脱しやすくなる人もいるのだ。ネットで関わりがある幽体離脱の達人は「プラセボじゃないかなあ」と言っていた。

　ただ私の場合、オナニーするとどうしてもモチベが下がってしまう。いわゆる「賢者タイム」だ。幽体離脱というのはモチベが命である。禁欲していると気力が湧いてくる.......というのはいわゆる一般的なオナ禁の効果だ。プラセボにしても「自分は禁欲という苦しいことをしてるんだ」という気持ちが効果を高めてくれる気はする。

　とにかく自分にとってはかなり高い効果を実感したのである。要は人それぞれっていうと身も蓋もないが........。幽体離脱というのは、離脱法一つにしても様々なやり方がある。皆さんも是非色々試してみてほしい。