自意識過剰な若者たちへの応援歌

一石月下

社会不適合。底辺ぼっち。生きる価値なし。


 外の音が怖いと思うようになったのは、いつからだっただろうか。


 朝、カーテンの隙間から差し込んだ朝日でうっすら部屋が明るくなると、外から物音が聞こえてくる。

 道路を走る車の音。

 出勤する隣人がドアを開ける音。

 ゴミ捨て場の近くでたむろして話す主婦の声。


 ヤスはいつも、それらから耳を塞ぐように枕の中に顔をうずめ、布団を被ってじっと耐える。

 全ての音から逃れるように。

 けれどどれだけ耳を塞ぎ、逃げようとしたところで、両手の隙間から、布団のわずかな隙間から、じわじわ染み込んでくる。

 その騒がしさが、ヤスは苦痛でたまらない。


 中でも一番苦痛なのは、子どもが学校へ向かっていくときの笑い声だ。

 あれだけは、どれだけきつく耳を塞いだってなぜか異様に耳につく。

 日の当たる場所で無邪気に笑うことを許されている彼らに、圧倒的な敗北感を覚えるからかもしれない。

 自分も昔はああだったはずなのに……今はどうしてこんな風になっているのだろうかと。



 ヤスが安アパートの一室に引きこもるようになったのは、大学四年生からのことだった。

 そこそこいい大学に通っていた彼だったが、どうしても向いていないと思って、就職活動を途中で諦めた。

 思ってもいない志望理由をそれらしく書くことにも抵抗があったし、似合わないスーツに身を包んで愛想笑いを浮かべることにも嫌気が差した。

 そもそも集団に属すというのが性に合わない。


 他にも理由はあった。

 彼にはもともと漫画家になりたいという夢があったのだ。

 絵を描くのは昔から得意だし、一人でできる仕事というのは理想的だと思った。


 こうして同級生たちが就職先に近い場所に引っ越していく中、ヤスは下宿先のワンルームに住み続けた。

 親からの仕送りがなくなった分、家賃やその他の支出を支えるために、以前からやっていた牛丼屋のバイトを週2から週4に増やした。

 余裕こそないが、ぎりぎりでやっていけるほどではあった。


 バイトをしつう、賞に応募したり、ネットに投稿したりする生活が続いた。

 二次創作でなら、日間トップ100位に入るのも難しくはない。絵を描く能力自体には自信があった。

 22歳の彼は、夢と希望に溢れていた。


 23歳になった頃には、賞への応募にも進展があった。

 受賞するには至らなかったが、応募した短編が目に留まり、担当編集がついたのだ。


 ああ……報われた。

 このとき人知れず、少しだけ泣いてしまったのを今でも覚えている。


 誰かが認めてくれること、手を差し伸べてくれること。それは単身暗闇を手探りで進むヤスにとって、明るい希望の光となった。


 担当編集とメールのやり取りをしながら、短編作品は修正されていった。

やがて作品は雑誌の公式WEBサイトにアップされた。

 アップされてからしばらくは、一日に何度もスマホを見て、ハートの数が増えているのを確認するのがヤスの趣味になった。

 数字は少しずつ増え、見るたびに達成感で満たされた。

 これで全てがうまくいく。



 …………と、思った。



 2年が経過し、彼は25歳になっていた。

 その頃にはもう、編集者とのやり取りは途絶えていた。


 結果として、最初の掲載作品の閲覧数は伸びなかった。売れ線から遠いからというのが編集者の意見だった。

 そこで編集者は、流行を意識して、もう一度短編を掲載しようと持ち掛けてきた。


 売れ線。

 そういうのを狙いたいわけじゃない。

 彼が描きたいのは絶対的に個性的な作品だ。


 仕方なく表紙と設定はそこそこ流行りに合わせたが、内容には多分に自分の好きなSF要素を織り込んだ。

 まあ、それが功を奏さなかったのは言うまでもない。

 閲覧数は前回よりもさらに下がった。

 ヤスのモチベーションは落ち、編集者からの連絡も減っいった。たびたび新しい短編の話は上がったが、企画が通ることはなく、ヤスからも、編集者からも、連絡することなくなった。



 ヤスはまた、暗闇の中で独りになった。



 狭いワンルームに閉じこもるようになり、外に出るのはバイトの時だけだ。

それ以外の時間は、ただずっと考えている。


 ……自分は一体、何のために描いているのか。

 ……自分のしていることを、一体誰が評価してくれるのか。

 ……誰も望んでいない漫画なんかを書くことに、果たして意味はあるのか。


 いくら考えたって答えは出ない。

 同学年の友達は社会人になって立派に働いているのに。

 自分はゴミみたいな絵しか書けない能無しで、二十歳半ばになって未だ夢を語るただの痛い奴。

 

 ああ、こんなはずじゃなかったのに。

 自分には才能があって、すぐに成功できるはずだったのに。

 こんな、狭い部屋でたった一人でこもっているだけなんて。

 情けない。誰にも見られたくはない。


 ヤスは布団にくるまったまま手を伸ばし、カーテンを引っ張った。

 少しでも外の光が入るのが苦痛で、もうこのまま世界から消えてしまいたいと思った。

 そのとき。


 ――ピンポーン。


 突然の音に、びくりとして飛び起きた。

 どくどく、と鼓動が一気に早くなり、背筋に震えが走る。

 胃の中がひっくり返りそうになり、はあ、はあ、と浅く息を繰り返す。

 それからようやく景色が平行になり、酸素が体に入ってきたとき、


 ――ピンポーン。


 また鳴った。

 うっと喉が詰まり、今度こそ吐きそうになった。

 苦しい。

 息ができない。

 怖い。

 出たくない。


 お願いだ。頼む。早くどこかへ行ってくれ。

 俺の聞こえる範囲から消えてくれ。

 形容しがたい感覚で、頭が真っ白になる。


 しかしヤスの祈りは届かない。


 ――ピンポーン。


 再三、音が鳴る。

 わけのわからない感情から、ガチガチと歯を食いしばった。

 起き上がることもできない状態で、まして玄関まで行くなんて。

 さらに息が荒くなる。


 ……ごめんなさい。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。


 罪悪感で埋め尽くされながら、それでもヤスは祈り続けた。

 

 ようやく音がやんだとき、言いようのない絶望感に打ちのめされる。


 ……また、誰かに迷惑をかけた。


 最近、電話にもインターホンにも出ることができなくなっていた。

 理由は簡単だ。金がない。

 バイトの給料では、税金も年金も健康保険もNHKも払えない。

 だから当然、催促が来る。だが催促されても出来ないことは出来ないのだ。


 親に話せば、金くらい貸してくれると思う。

 けれどその後のことを考えると、頼る気がなくなってしまう。


 多分今からでも遅くないから就職しろとでも言って、しばらくの間、援助してくれるだろう。

 けれど援助されたって就職なんかできない。先述の通り、もともと周りに合わせる力がない。それにもう25だ。

 もし自分より年下の、コミュニケーション能力が高くて、有能で、イケメンな奴なんかがいたら、どうしたらいい?

 そんな奴が俺を見たら、どう思う?


 ……嫌だ。どんどん気が滅入る。


 生きることのなにもかもが、ハードルが高すぎる。

 こんなに大変なら、やめてしまいたい。

 誰にも見られない場所で、ひっそりといなくなってしまいたい。


 強く強く目を瞑ると、思考がぐるぐると逆巻いた。

 そして、ある一点にたどり着いた。



 …………いっそ、死ねたらいいのに。



 一点の黒いもやは、一度生じれば最後、なかなか消えて離れなかった。


 誰のどんな言葉より、ひどく魅力的な解決策に。

 全てがなくなれば、悩むことも、苦しむこともなくなる。


 思いのままに、部屋の中をぐるりと見渡した。

 ぎゅうぎゅうの机の引き出しの中には、頭痛薬が入っている。

 台所に行けば包丁があるはずだ。

 あとは……なんだっけ。

 使えるものはあるんだろうか。

 あまり詳しくない。


 ヤスはスマホを取り出した。



『自殺 方法』



 しかし出てきた検索結果にヤスはひどくがっかりした。


 ヘルプが利用可能、今すぐ相談する、こころの健康相談統一ダイヤル、電話相談、自殺対策、厚生労働省――

 

 違う。

 そういうことじゃない。

 そんな健全な、説教じみたことが聞きたいわけじゃない。

 ただ方法が知りたいだけだ。


 怒りを覚えながら、別のワードで検索をし直す。



『死にたい』



 しかし検索結果を見て怒りはさらに強まった。

 ヘルプが利用可能、今すぐ相談する、こころの健康相談統一ダイヤル、電話相談、自殺対策、厚生労働省――


 違う、違う、違う、違う違う違う違う!


 ふざけるな!

 お前らは何もわかっちゃいない!

 健康な人間の、真っ当な意見なんかを押し付けようとするな!


 俺は助けなんか求めちゃいない!

 向き合いたいわけじゃない!

 泣きたくない!

 怒りたくない!

 びくびくしたくないだけなんだよ……!

 なんでそれをわかってくれないんだよ……!


 なんでだよ………!


 なんでだよ………………


「……っ…………」


 気づけば涙が頬を伝っていた。

 涙で視界がぼやけ、スマホの画面が見えなくなった。


 しばらくそのまま呆然としたた。


 何分が経っただろう。

 

 考えたくなくとも、人の自我がある限り、思考は流れる。

 それをどうにか途絶えさせるように、ヤスは手癖で再びスマホの画面をいじった。


 そのとき気づいた。

 ……なにか、画面が光っている。

 音も鳴っている。鼻をすすって画面を見た。すると、


『死にたい』


 目に入ったのは、カラフルでクソださい、ブロック体の文字だった。


 やかましいシンセサイザーのメロディーが流れており、『死にたい』というカラフルな文字がそれに合わせてデカデカと点滅している。

 音に合わせて文字の色がリズミカルに切り替わっていく様はあまりにダサく、非常にシュールだ。


 なんだこれ。


 もう一度動画を見る。

 やはりクソださいメロディーと、クソださい『死にたい』が、リズミカルに光り輝いていた。

 うるさいし、チカチカしている。『死にたい』の文字は見れば見るほど生き生きと瞬きまくっており、どう見ても『死にたい』と思わせる気がない。


 なんだこれ、ともう一度思った。


 何度も何度も動画を再生し直した。

 インフルエンザのときに見る変な夢みたいだ。


 そして気づけば……小さな笑い声が出ていた。

 リズミカルな「死にたい」が、バカバカしすぎて耐えられなくなっていた。


 なんだよこれ。誰がなんのために作った動画だよ。


 動画投稿の日付を見る。

 17年前。古い。

 コメントを見ると、誰かが補足を書き込んでいた。

 かつて有名だったネット掲示板で、やたら「死にたい」と書き込む奴がいて、そいつに向けて「どうせ死ぬ気なんかないんだろ」という意図でスレ民たちが作ったらしい。

 要するに、ネットでよく見る高度な返しというやつだ。


 ……「どうせ死ぬ気なんかないんだろ」か。

 少しだけ胸に刺さる。


 17年前に「死にたい」と書き込んでいた彼は、どうなったんだろうか。

 生きているんだろうか、それとも。

 思いを馳せるが、知りようもないことだ。


 17年前か。

 その頃、自分はどうしていたんだっけ。

 17年前ということは、小学生。ならまだネットには触れていなかったはず。

 絵は描いていた気がするが、アナログだからデータは残ってないだろう。


 ……というか、いつからデジタルで描くようになったんだっけ?


 考え出すと気になり、スマホでクラウド上のファイルにアクセスして、日付順に並べてみることにした。

 一番古いものは6年前。

 若干記憶と食い違う。6年前なら大学生だが、高校生の頃からすでにデジタルで描いていたはずだ。

 なのになぜデータがアップされていないんだろう。


 ……ああ、そうか。ローカルに残したままなのか。

 答えは出たが、今度はどんな絵だったのかが気になってきた。

はるか昔の絵は、昔の自分は一体どんな絵を描いていたのか。そこにどんな思いを込めていたのか。


 パソコンを立ち上げる気にはならないから、イラスト投稿サイトをスマホで開いた。確か古い方のアカウントに、昔のアップされたままになっているんじゃないかと思ったのだ。


 昔使っていたアドレスとパスワードをログイン画面に入力しする。

 パスワードを思い出すのに少々手間取ったが、数分して無事にアクセスすることができた。


 懐かしすぎて卒倒しそうになるアイコン、「最近背景描けるようになった」などという痛々しいプロフィールの文言――は無視して、作品一覧のページへ飛ぶ。

 そこで彼が見たものは、


「……は?」


 服を着た焼きそば、だった。


 何を言っているのかわからないと思うが、ヤスにも意味がわからなかった。

服を着た焼きそばは、真鍮のヤカンで自らにお湯をかけ、勢いよく「へいらっしゃい!!」と叫んでいるのだ。


 いや、なんだこれ。


 シュールすぎる絵に内心突っ込み、記憶を辿る。

 そのうち徐々に思い出してきた。


 そうだ、まじめなイラストを描くのが面倒なことがあって、片手間に適当なギャグ漫画を描いたことがあったのだった。

 この焼きそば――『焼きそば大将』はその主人公。

 インスタント焼きそばとしてこの世に生を受けた彼は、最初のうち自身がインスタントであることを恥ずかしく思っていた。

しかしやがて発想を転換し、自分以外のあらゆる生き物をインスタント焼きそばにしてしまえばいいと考え、自前の屋台で世界中を旅することになったのだ。


 ……いやなんだよその設定。


 自分で描いておいてなんだが、意味がわからなすぎる。


 表紙をタップして本編を読み始める。

 本編はわずか4ページしかなかったが、シュールな世界観を伝えるには十分だった。

 焼きそば大将の旅は屋台を引きずり、世界中を旅していく。旅はまだ始まったばかり。これからあらゆる生き物をインスタント焼きそばに変えていく計画……らしい。


 読み終えたヤスは、「はあ」とため息をついた。

 わずかに腹筋が痙攣している。

 どうやら笑っていた、らしい。


 まさか過去に描いた自分の漫画で笑うなんて。

 自虐的な気持ちと、なぜか少し満足した気持ちが入り混じって、変な気分になった。


 他にはどんなものを描いていたんだろう。

 また適当に画面をスライドして、別のページに飛ぼうとした。

 

 しかしそのとき。

 ふと手が止まる。


 そのまましばらく固まる。

 知らないユーザー名。

 覚えのない文章。

 それらが画像にぶら下がるようにして、書き込まれていたのだ。


 ……コメントが、2件。

 恐る恐るスクロールし、文字を見た。



======================


@niwatori 意味わからんすぎるww

@wada2mii 謎すぎて草 でも嫌いじゃない


======================



 じっくり、何度も目を往復させた。

 短い二行の文章は、少しずつ、少しずつ、ヤスの心になじんでいく。


 やはり、見覚えは、ない。


 つまりログインしなくなってから書かれたものということ。

 そんなに後になって、誰かが見てくれた……?


ごくりと生唾を飲み込んだ。

 なぜだか身体が熱い。顔が火照って、息も浅くなってくる。

でも嫌な感じじゃない。

 ジェットコースターが動き出す直前のような、おののきと興奮が入り混じったような気持ちだ。


 気づけばヤスは立ち上がっていた。

 ガタンとローテーブルに足をぶつけたが気にしない。

 いてもたってもいられなくなって、急いでデスクに駆け寄り、パソコンを立ち上げた。



 さっきのアカウントから漫画をダウンロードし、クラウド上のファイルに貼り付ける。

 そのまま開いてイラストソフトで編集する。

 レイヤー分けされていない分、作業は面倒だが、どうせ変な漫画だしこだわる必要はない。ニュアンスが伝われば十分だ。


『焼きそば大将』はギャグ漫画だが、実は随所にヤスの好きなSF要素を入れ込んであった。

 インスタント焼きそばである焼きそば大将が意志を持つことができたのは、とある隕石から飛来した宇宙物質を浴びたから。

 それに気づいた大将は、仲間を増やすために宇宙物質を料理に混ぜ込むんで、焼きそばキメラ仲間を増やしていく。要するに、地球は焼きそばもとい焼きそばキメラに侵食されていくというわけだ。


 くく、と喉の奥から笑いが漏れる。

 なぜだろう、するする描ける。

 今まではあんなに筆が重かったのに。


 いや、理由はわかっている。

 くだらない動画が、心をほぐしてくれたからだ。

 たった2件のコメントが、背中を押してくれたからだ。

 だからこの手は止まらない。描きたくてたまらない。


 早く誰かに伝えたくて、届けたくて、自分がここにいることを知ってほしくて。


 ヤスはペンを走らせ続けた。




 作業が終わったのは朝7時を過ぎた頃。

 ヤスはペンをマウスに持ち替えていた。


 しばらく動いていない本アカウント。

 自信を持って仕上げた大作だけをアップしてきたアカウントに、今このカオスが解き放たれる。

 結果がどうなるかはわからない。

 けれど誰かの目に留まったら。

 誰かの心に残ったら。

 誰かが言葉をくれたなら。


 もしかしたら、ほんの少しだけ、何かが変わっていくかもしれない。

 だって、ほら。


 道路を走る車の音。

 出勤する隣人がドアを開ける音。

 ゴミ捨て場の近くでたむろして話す主婦の声。

 子どもが学校へ向かっていくときの笑い声。

 


 音はしているはずなのに、今は少しも気にならない。


『アップロードしますか?』


 最後の問いに、「はい」を押す。

 カチリと小気味よく響くマウスのクリック音だけが、今の彼に聞こえる全てだった。


 



======================


@masamune 狂気をかんじるww

@mao どういうことなの…

@weaaaa 焼きそばが地球を乗っ取ると考察

@alt><52 じゃあ逆に人間が食われる可能性あるな…

@ yoyoyo567 もう食い荒らされた後じゃね? たぶんもう焼きそばの星になってる


======================





 自意識過剰な若者たちへ。


 私たちはただ、少しだけ、ほんの少しだけ、敏感なだけかもしれない。

 驕って、溺れて、自ら首を絞めているだけかもしれない。

 ならば思うままに遮断せよ。

 恣意的な善人たちの言葉に耳を貸す必要はない。

 機械的なアルゴリズムに乗せられる必要はない。

 ただただ欲せよ、自分自身を。

 そして誇れよ、存在意義を。

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自意識過剰な若者たちへの応援歌 一石月下 @Hak

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