とりあえずの終幕
皆様はここまでお読みになられて如何だったでしょうか。
「こいつはとんでもないホラ吹きだ」
「そんな事がある筈が無い」
「そんな人いる訳は無い」
と思われた方もいるかも知れません。
しかし、世の中にはマヨネーズのボトルを直接吸う人がいます。
バターを直で齧る人がいます。
チャーハンにスイカを入れる事もあります。
そうです。
これまでのお話しは紛れもない事実なのです。
これらを否定したくなったのなら、貴方はまだまだ固定観念からの脱却に至っておりません。
貴方の常識が誰かの常識では無い事に気付く必要があります。
そして新しい扉を共に開こうではありませんか。
世界を広げるのです。
私も時に「頼む、嘘であってくれ」と思わなかった訳ではありません。
しかし現実なのです。
目の前には存在しているのです。
目を背けた所で最終的には受け入れる他に無いのですよ。
ならばはじめから懐深く行こうではありません。
大海の海原にさあ行かん。
そして私は一回も残した事は御座いません。
お礼も毎回言いました。
全ての食事に感謝をするのです。
「今日の糧を有難うございます」と。
それでは締めの口上を。
カンカンカンカンッ
それでは皆々様の御耳を拝借
カンッ
齢二十歳を超え 巡り逢ったは産みの母
二十余年の歳月の 氷を溶かす
レンチンご飯
残すまい 残すまい
嗚呼、決して残すまい七人の神
噛まずに飲み込む事もあった
手で顔を覆う日もあった
だが忘れてくれるな 感謝の心
人として忘れちゃならねぇ物が有る
慈しみ敬う気持ちが 其れと成る
今日もまた 戦地に赴くその勇姿
その背中に人は言う
これで月一万は些か高いと
その背中は今日も行く
そう 母飯此処に有り
嗚呼 母飯此処に有り
今日の母飯これにて閉幕 締めの段
一旦お開きと相成りまして
皆様それではまた逢う日まで
カンカンカンカンッ
ダダンッ
終幕。
今日の母飯 花恋亡 @hanakona
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