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概要
「あ」がつく人は今日、東京に入れません、とラジオが告げている
都内に出勤したまま戻らない妻を探しに多摩川を渡ろうとするが橋は封鎖されていた。侵入すると橋の上で暮らすつもりか、と尋ねられる。そうではなく妻を探しているのだ、と答えると、矢印屋を紹介された。橋は迷宮の様相を呈しており、妻は見つからない。声をかけてきた女に今度は詩人サービスを案内される。背中に文字を書き込まれ、橋を所有しているという企業の関与も疑われる。明け方、妻の顔も思い出せないまま橋を去るかどうかの選択を迫られる。
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