魔女の結婚　～婚約破棄、謹んで承ります

※残酷描写はラストのみです

東洋の血を引き聖女と称される帝国の辺境伯令嬢・サラは、国内外の重鎮が集う夜会で公爵令息・アーロンに婚約破棄を言い渡された。衆目の前で魔女と辱められた挙句追放まで宣言され、揉み消し不可と諦めたサラは、従順にそれを受け入れる。
サラは「最後にご挨拶を」と、元婚約者に侍る伯爵令嬢・キーラに対し、それはそれは優雅に一礼して見せた。

「お初にお目にかかります、御目文字仕り光栄でございますわ、キーリ様」

名を間違えたことに激昂するアーロンと対照的に、清楚可憐な印象であったキーラは、人が変わったように妖艶な微笑みを浮かべ……。


西洋風ですが、時代考証完全無視、ご都合主義の設定ゆるっゆる、単なるテンプレのてんこもりです。その分手軽に読めると思います。