豆まき大王がまもなく来る

節分の日に鬼になってしまった桜井真琴は、自分の部屋に豆をまく豆まき大王と出会います。豆まき大王は、真琴が豆まきの由来を正しく答えると、真琴の角を消して人間に戻してくれると言います。真琴は、子供の頃に聞いた話を思い出して、豆まきとは福の神様である大黒天を祀る行事だと答えます。豆まき大王は、真琴の答えを認めて、真琴の角を消します。そして、豆まき大王は、自分は大黒天の使いであり、毎年節分の日に鬼になって人間の家に豆をまくのが仕事だと明かします。豆まき大王は、真琴が鬼になったのは、真琴自身が人間でいることに飽きてしまったからだと言います。真琴は、人間でいることに飽きていないと否定しますが、豆まき大王は、真琴が豆まきの日にも豆をまかなかったことや、福の神様を忘れてしまったことを指摘します。豆まき大王は…続きを読む