概要
僕はね、このカメラで、宇宙のカエルの写真を撮るんだ。
リホは大陸横断鉄道のコンパートメントで車窓を眺めていた。
目的地までまだ遠く、変化のない車窓に退屈しはじめた。ひと眠りしようかと思った時、鉄道の同乗者に声をかけられた。
顔を上げて通路へと目をやると、そこには一人のヤモリがお洒落アウトドアジャケットを羽織って立っていた。
その手には古いデジタルカメラ。
「僕は動物カメラマンなんだ」
ヤモリはにこやかな顔で言った。
リホとモケ。異なる種族の二人の奇妙な共同作業がスタートする。
目的地までまだ遠く、変化のない車窓に退屈しはじめた。ひと眠りしようかと思った時、鉄道の同乗者に声をかけられた。
顔を上げて通路へと目をやると、そこには一人のヤモリがお洒落アウトドアジャケットを羽織って立っていた。
その手には古いデジタルカメラ。
「僕は動物カメラマンなんだ」
ヤモリはにこやかな顔で言った。
リホとモケ。異なる種族の二人の奇妙な共同作業がスタートする。
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