邂逅
藤原天音はひとり、外のペンダントの指し示す方向へ走った。走った。
必死の思いで路地を何度も曲がりながら。
「あぁー!もう!なんでこんなに東京って入り組んでいるのよ!」
文句を言いながらも近付いているような気がする
すると大きな神社を指し示している。
こんな所に…あったっけ?などと一瞬頭に思い浮かぶが外はこの世の終わりのような情報をいち早く知っている天音だが、
そんなことが嘘だと感じるほど静かな景色の中で森が生い茂り、燦々としている。
長い階段を息を切らしながら登り、ペンダントが指し示す本殿の裏に着いた。
すると、今までここへの方向に向かっていた光が、この地点で強く発光した。
「ここで…あってるのかな?」
ふとした瞬間に小さな声が聞こえた。
「馬鹿ね、私を追いかけてこないで!」と小さな声がする。
「ここよ!ここ!」
驚いた天音は不思議な小さな声に振り向いた。
その声の主は、一見して可愛らしいが、長くて美しい銀髪が特徴的な小柄な少女でした。彼女は、十二単の様な服を身にまとい、愛くるしい容姿とは対照的に、はっきりとしたツンツンな態度を見せている。
「もぉう!バカっ!こんな時間にこんな所で何をしに来たの?」と少女が厳しい口調で言い放ちます。
天音は少女に親しく話しかけようとしますが、少女はまだ警戒心を抱いているようで、距離を置こうとしています。
しかし、彼女の言葉と態度とは裏腹に、彼女自身も神秘的な力を持っていそうなオーラが背中の御光から伺える。
天音は少女の力?に興味を抱き、彼女の協力が平和を築くための重要な鍵であることを直感した。
彼女の能力が平和と愛の旅において重要な役割を果たすことになるかもしれない…
「あなた、何者なの?!」
その言葉を聞いたツンロリ娘は、そっぽを向きながら人に名乗る時はまず自分からじゃない?と生意気な態度。
緊迫で、頭に来たが事情を説明し、自分のことを名乗る。
ツンロリ娘の名前は日本語で発音するとチュナと言うらしい。
不思議に思う余裕もなく、動揺が治まらない。
全てを理解した表情の少女は天音の手を掴む。
「そういうことね、あなたが?そう…」
手を引っ張られながら唖然とする天音。
「この社殿の森の奥には、異世界へ続くポータルがあるの。」
何をおかしな事を言っているんだろうか?というような考えさえも浮かばぬほど、気が動転している。
信じるしかなかった。
「こちらへ。私が案内するから、ついてきなさい。」
二人は森の奥へ進み、不思議な光に包まれた門のような場所へ到着する
「さあ、言いなさい。」
直感を信じ、決意を込めて「…ありがとうございます。」
そう唱えると門から輝く光が放たれ、二人は不思議な光のトンネルを通り抜けた。
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眩しい光の中で目を開けると、新しい世界が広がっている。
微笑みながら「ようこそ、冥界へ。」
突如としてあり知らない場所に迷い込んでしまう。
天音は真剣に解決策を探そうとしますが、チュナは「こんなところで迷い込んで、なんて考えても無駄なことよ」と少し不機嫌な様子。
その後、天音が進むべき方向を決めようとすると、チュナは「あんたの案なんて、私が認めるわけないじゃない!」と断固拒否します。
しかし、実際にはチュナが導く道が正しかったり、彼女の反論の裏には実は有用なヒントが隠されていたりするのか?
迷路のような夥しい数の枝分かれのある鳥居群。
中には天井や斜め上下左右逆になっている道もあった。鳥居同士が3次元以上で何重にも交差していたりする。
言葉で説明するのが難しい場所だ。
狐や怪異、色んな時代の服装をした人?達ともすれ違いながら進んだ。中には地球の生物とは思えない存在すら目にした。
そこからすんなり抜け出し、新たな場所へと足を踏み入れた天音とチュナは、驚くべき風景と不思議な存在に出会う。
その場所には、魔法のような力を持つ存在や、平和と愛に満ちた新たな世界が広がっていました。
天音は深い洞察力を持ち、この場所が人々をつなぎ、世界に平和をもたらす可能性を感じた。
一方で、チュナは依然として彼女独自のペースで物事を進めようとしている…
女性外交官が神になって世界を楽園にするそうです やんしぃ @YANSHIXI
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