第17話 褒めて上げるのも適度に

まぁ、褒めて伸ばすのは基本だよね。

でも、褒めてばっかだと調子に乗るよね。

5回に1回くらい?数えてないけど、たまにはダメ出しも必要。とはいえ、無理にダメ出しする訳ではなく、まだ美味くなるなーって味の時とか、単に自分の好みじゃない時。


味の好みは、それぞれだから、自分が合わない時は

「うーん、これは苦手ーーー」

「ちょっと、甘過ぎかなー」

「なんか、一味足りない気がする」

とか、


そんなこんなで、なんだか私好みの味が増えた気もする(笑)


夫が、まだ苦手としているのが揚げ物。

唐揚げは、美味しく出来るようになってきた。

私の唐揚げと夫の唐揚げと、お互いに唐揚げの味が3種類くらいはあるから、まぁ色んな唐揚げが食べれて良し。 

苦手なのは、フライもの。

基本の粉つけて卵つけてパン粉つける。が面倒らしい。

「どう?食べる?」

と出してくれるけど、粉も卵もつけず、直にパン粉。当然パン粉がちゃんと付くわけなく

【地肌丸見えのカツ】って、、、、。

で、粉と卵混ぜた奴をつけてパン粉つける。

2段階なら簡単だし、、衣もしっかりついて美味しくなるし一石二鳥だよと教えると、それも面倒くさがる。

せっかく買ってきたホタテを、パン粉のみで揚げられた時は、怒りが顔に出ていたらしく、

「あれ?ダメ?やぱ衣ダメかな?マヨネーズつけてパン粉つけると良いって書いてあったのを見つけてさ〜試してみたんだけど・・・」

「ツルツル肌の魚介にマヨネーズついた?」

と私に聞かれ

「なかなか上手くつかなかったけど頑張ったんだよ」

と答えた夫。


「・・・頑張って?そんな面倒くさいことするくらいなら普通に作ればいいんじゃね?つか、まずは基本で作ってから、アレンジなりなんなりすれば良いんでないの?ごめんね、これは無いわ」

初めて、作ってくれたものに毒吐いた。

好みのズレは仕方ない、作ってくれてものには感謝の気持ちが大切よね。

でも、基本をスルーして自分の思うように作れると思ってやって失敗してさ、美味しく無い事をなるべく傷つけないよう優しく言って説明してきたのに、調子こきやがって。

ゲフンゲフン、口が悪かったですね。すみません。

たまには、締めないと!!


これっぽっちで卵使うの勿体無いってのはわかるけどねーーー!

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結婚するまで包丁も使った事なかった夫が料理好きになった話 杉後 佳 @sugishiro-kuma

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