エピローグ
エピローグ「重なる笑顔」
旧王都の王城、謁見の間。女神との対話を終え、エメラルドグリーンの光に包まれた後、僕らは全員旧王都の街路にいた。闇に飲まれた場所に戻ったのだ。
ギルド長とエドリックさんたちが2体の剣王の亡霊を倒し、ただちに僕たちの捜索を始めようとしたところで――突然、僕たちが現れたそうだ。
城の謁見の間で本体と戦っていたという話はすぐには信じてもらえなかった。だけどそこからでも見える王城の上部が崩れ、黒い閃光が走ったのも目撃されている。さらに、他の冒険者たちが戦っていた剣王の亡霊がその瞬間に消失したという報告もあり――剣王本体が倒されたのだと、認識してもらえた。
もちろん、そこからも大変だった。
フィンリッドさんが迎えに来て、エルナのことを抱き締める。なんと泣きながらエルナに謝罪していた。
フィンリッドさんはすべてを把握していた。いやそれだけじゃない。ケインズさんを利用し、旧王都に潜り込むように仕組んでいた。僕の推測は当たっていたのだ。
肝心の理由も、僕が感じた通りだった。
剣王の亡霊、もしくは本体が、エルナの元に現れるかもしれないから。旧王都を出て、カルタタを襲う可能性があったからだ。
カルタタ襲撃を回避し、被害を抑えるために、エルナには旧王都にいてもらた方がいい。殲滅作戦で強者も集まるため、守りもしやすい。
ただそれを作戦に組み込むことができない。エルナのことを公にはできない。そのため自発的に動いてもらうよう、仕組んでいたというわけだ。
「……ですが、エルナやラック君に話しておけなかったのは、私の罪悪感によるものです。本当に、ごめんなさい」
フィンリッドさんはそう言って僕たちに、特にエルナに謝り続けた。
……確かに、エルナを利用するような作戦だ。囮にしたと言ってもいい。それでどうしても言い出せなかったのだ。
エルナの護衛には、密かにギルド長が付いていた。彼ならいざという時にエルナを連れて逃げられる。
そう考えていたのに、亡霊殲滅前に剣王本体が現れるという想定外の事態が起きる。さらにあの闇によって一瞬で攫われてしまった。
報告を聞いたフィンリッドさんは相当焦ったらしい。現場の指揮を投げ――出さず、的確に指示を残して飛び出したそうだ。その辺りはさすがである。
というわけで、当然だけど僕らがこっそり旧王都に入ったことはおとがめ無し。ケインズさんも特に処分はなかったそうだ。これは心配していたからよかった。
ちなみにハンドさん。作戦会議の夜、食堂を出て行った後、フィンリッドさんのところに行っていたらしい。エルナたちが旧王都に入る許可、そして護衛について相談しようとしたみたいだけど、フィンリッドさんから全部決まっていると聞いて拍子抜け。部屋に戻ってふて寝したそうだ。
次に、僕たち自身のこと。
僕とセトリアさん、最初はなんとか動けていたけど、結局丸3日寝込むことになった。
ファイブナンバーズ、4番目の効果の反動。ここまで重いとは。気軽には使えないスキルだ。
ケンツも一人でミマスと対峙していた時に、実はかなり傷を負っていた。左足が折れていたのにその後もナイフで支援をしてくれていたというのだから驚きだ。
僕の左腕もファイブナンバーズの効果で動かせていただけで、力が入らず思うように動かせない状態に戻った。――完治まで少し時間がかかりそうだった。
そんなわけで3人とも療養中。僕はギルドに登録して初めての長期休暇となった。
とはいえ少し暇で、ギルドのカウンターに顔を出す。すると同じように暇していたエルナがいて、テーブルで少し話をする。
ちなみに4人の中でエルナが一番元気だった。さすがに魔力を使いすぎて寝込んだらしいけど、1日で復活。今は魔力も安定していて、とても調子がいいらしい。
髪の色は元の透き通った水色に戻ったけど、髪は長いままだったので――バッサリ切って戻したそうだ。うん、この方がエルナって感じがする。
エルナからそんな近況を聞いていると、エドリックさんとレナさんがやってきた。
「あ、お疲れさまです。お二人とも」
「よう、元気か? いやラックはまだきつそうだな」
「やーやー。エルナちゃんが元気そうでなによりだよ」
今回の作戦、剣王の亡霊その本体を倒したのは、ギルド長とエドリックさんたち、ということになっていた。
僕たちが倒したということにすると、どうやって? という話になる。フィンリッドさんには詳しく話したが、それをそのまま他に報告することができない。そのためこういう形になった。
まぁそりゃそうだ。別に倒したという栄誉が欲しかったわけじゃないから構わない。ケンツはちょっとだけ不服そうだったけど、彼らが貰う報酬を僕らが受け取れると聞いて、手のひらを返して喜んだ。真の英雄は影にいる――というのもカッコ良いな、とか言っていた。
僕はどちらかと言えば、いわゆる表の英雄、エドリックさんたちがどう思うのか。それが心配だった。
「ん? まぁ……倒したわけじゃないのにすげぇって褒められるのはちょっとむず痒いけどな。別に気にしてないさ。なぁ、レナ」
「もっちろん。あのねー、ラック君。わたしらはワーク・スイープのエースなんだよ」
「え、はい。そうですね」
「つまり看板的な存在なの。そういう役割を引き受けることもあるし、それで名前が大きくなるの、ギルドにとってもいいことでしょー? だったら別に、だよー。喜んで引き受けるね、わたしは」
「おぉ……。レナさん、カッコ良いですね」
「でっしょー? これがギルドのエースってやつなのよ。エドはまだちょっと自覚が足りないねー」
「なっ、そんなことねーよ。ったく。ま、ラックたちはゆっくり休めよ。ほれ、これは俺たちの奢りだ。じゃあな」
エドリックさんとレナさんが持っていたジュースを僕らにくれる。
「え、いいんですか? ありがとうございます」
「やったぁ! ありがとうございますね!」
僕らが素直に受け取ると、2人は手を振って立ち去っていった。
現在、ギルドは大忙し。旧王都絡みの依頼はもちろん、通常の依頼もかなり増えている。
僕も早く、復帰しないとな……。
頂いたジュースは僕が最近ハマってるアップルジュースだった。やっぱり美味しいな、これ。
お互い少し黙ってジュースを飲んでいると、エルナがちょいちょいと僕の袖を引っ張る。
「ね、ラック。わたし今回のことでさ、ひとつだけ……わからないことがあるんだ」
「わからないこと?」
「……お父さんのこと」
「ああ、結局手がかりは……」
「ううん。そのことじゃなくってね」
そのことじゃない? なんだろう。
とにかくお父さん絡みなら真面目な話のはずだ。僕は姿勢を正す。
エルナも同じようにして、
「……どうしてお父さんは、フィンリッドさんになにも説明しなかったのかなって」
「…………」
僕は思わず目を逸らしてしまった。
そう、エルナのお父さんは誰にもなにも話さず、1人でエルナの魔力をなんとかしようとした。すべてを抱え込んでいたのだ。
そしてその理由に――僕は、一応の考えがあった。
「……ラック? もしかして、わかるの?」
「え!? わ、わからないよ。エルナのお父さんが……なにを、考えてたかなんて」
嘘ではない。僕の考えが当たっているとは限らないのだから。
「でも予想はできるんだね? わたしそれすらできないんだよ。ね、教えてよ」
「な、ないよ予想なんて!」
「あー、そういうこと言うんだ。ふ~ん。よし、じゃあ約束を守ってもらおうかな」
「へ? 約束?」
「忘れたの? わたしの質問に素直に答えるってやつ」
「――――あ!」
色々あって完全に忘れていた。でもまずい。今それを持ち出されたら……。
「ラック。お父さんが一人で抱え込んだ理由。ラックの考え、教えて」
「しまった……まさかそんな風に使われるとは思わなかった」
これはもう、話さないわけにはいかない。誤魔化してもしつこく聞いてくるだろうし……。
「あんまりいい話じゃないし、ただの憶測だよ。全然違う理由かもしれない。それでもいい?」
「うん。お願い」
僕は一度深呼吸してから、自分の考えを話し始める。
「ひと言で言えば、エルナのお父さんは……それを使命だと感じてしまったんだよ」
「……使命?」
「そう。自分の手で娘を救う。他の誰かじゃない、自分で」
「自分で――どうして、そんなこと」
「うん、それは……」
僕がその先を言い淀んでいると、エルナが僕の手を取った。
「……ラック?」
「う……わかってるよ。……本当に、たぶんなんだけど」
意を決し、僕はそれを言葉にする。
「エルナのお母さん、マルエッタさんが、命を賭して呪いを解いたから、だと思う」
「……え? ど、どういうこと? お母さん?」
「最初に言ったけど、お父さんは使命だと感じてしまった。……マルエッタさんの次は、自分だ。命を賭けてでも、なにをしてでも、彼女の意志を継ぎ、自分の手でエルナを救う。そう、考えてしまったんじゃないかな……」
僕はそれを容易に想像できてしまった。
何故なら、自分もそうだから。
勇者の助けが無く、最初の魔王に殺された時に願った。
魔王を倒す。勇者に無理なら、僕が倒すと。
だから転生しても、僕はずっと一人で魔王と戦い続けたんだ。
……エルナのお父さん、コクルさんも、そういう考えになってしまったんじゃないだろうか。
僕はようやく仲間と戦うことを覚えたけど。それでも魔王を倒すのは僕でありたい。それほどに強い願いなのだ。
だからコクルさんも、その願いを、使命を、貫いてしまった――。
「…………」
エルナが息を呑み、言葉を失っていた。
当然だ。それではコクルさんが、エルナよりマルリッタさんへの気持ちが強かったように聞こえてしまう。
やはり僕は申し訳なくなった。
「ごめん、本当にただの憶測だから……」
「……ううん。たぶん、そうだと思う。……うん。わかるよ。お父さんの、なにがなんでもって感じの目は……たぶん、そういうことだったんだね」
僕はその目を見ていないからわからないけど、でもエルナがそう言っているんだ。やっぱりそういう――。
「……お父さん、お母さんのことが大好きだったんだね」
エルナのその呟きを聞いて、僕はそれ以上考えるのをやめる。
彼女のそれが答えだ。それでいい。
「ありがとね。これでようやくスッキリした感じ」
「……なら、いいんだけど」
「本当だって。あ、ついでにもう一個聞いていい?」
「約束は2つ。もう答えたよ」
「約束とは関係無くだよ」
「まぁ……別にいいけど」
つまり今度は正直に話さなくていいってことかな。少し気が楽だ。
「ラックは転生して、色んな世界を見てきたんだよね」
「……うん」
エルナは女神から転生の話を聞いている。そういえば、戻ってきてからその話をするのはこれが初めてだ。
なるほど、それは気になって当然だ。話せることは話そう。
そんな風に気楽に考えていると、
「女神様が話してた、20回目の転生って、その……」
「……!!」
とんでもない言葉が出てきた。危うく持っていたジュースを零しそうになる。
あ、あれ? まさか知っているのか? パーリアの転生だってこと。
それとも僕が気絶している間に女神が教えた? 最後わざわざエルナの時間を止めてからその話をしたのに? あれは彼女が知らないからこその配慮だったはずだ。
いやでも、あの女神そういうところあるからな……エルナが知っていることを、僕に隠すためだったのかも……。
やばい、なにを聞かれるのか予想ができない。固唾を呑んでエルナの言葉を待っていると――。
「……やっぱ保留!」
「えぇ!?」
保留? 僕はずっこけそうになった。
「また今度聞くよ。わたしもちょっと整理できてないし。いいよね? ラック」
「まぁいいけど、さ……」
……もの凄く気になるんだけど?
結局エルナは知ってるの? 知らないの? どっち?
ていうか20回目って具体的な回数言ってるんだよな。なにかしらの話はしてるんだ。じゃあいったいどこまで聞いている?
女神を問いただしたいけど――それにはまた魔王を倒さないといけないのか……。
改めてエルナから聞かれるのと、どっちが早いかな。
僕は思わずため息を漏らす。だめだ、もう考えたくない。別の話をしよう。
「はぁ……そういえば、エルナはこれからどうするの? 宿舎の仕事と、冒険者」
もともとの彼女の希望は冒険者になること。魔力が安定した今のエルナなら十分なれるだろう。
「ん~フィンリッドさんと相談しててね。最初のうちは宿舎も手伝いつつ、冒険者の依頼を受けることになりそう」
「そうなのか。それはなんか、大変そうだね」
「しょうがないよ。でもね、ラックが復帰するまでは宿舎の仕事に専念しろって言われちゃった」
「へぇ……ん?」
あれ、それってどういう意味だろう。
もしかして、ゴルタの時みたいに僕に面倒見ろってことなんじゃないか?
……まぁ構わないというか、一人で依頼受けさせるのも、事情を知らない誰かと組ませるのも、どちらも不安だ。
「ふふ、これからバシバシ依頼をこなして、正式に旧王都の依頼を受けるんだからね」
「――そういえば、それ。バシバシ依頼受けるっていうのなんだけどさ」
「うん? なにか問題ある?」
「いや……まぁなんていうか。前も話したけど、どうしてエルナは僕に休みなく依頼を受けさせるの? やっぱりどうしても納得できなくて。休養は必要だよ」
「さすがのわたしでも今のラックに依頼受けろなんて言わないよ? 見た目はなんともないけど、左腕まだ動かせないんだよね? 切り飛ばされたんだし」
「うん、動かせない。よかった。……じゃなくて。怪我してなかったらバシバシ依頼受けさせるでんしょ。その理由、もっとちゃんと聞きたい」
最初は女神が関係しているかもと思ったけど、女神にもわからないということがわかった。これはもうエルナから聞き出すしかない。今度こそ答えを聞かせてもらうぞ!
「えー? わからないの? しょうがないなぁ」
エルナはちょっと呆れた顔をして、天井を指さす。
「ギルド長の強さ、こないだ見たよね」
「うん、すごかった。あんな強い人、これまでの転生でも見たことないよ」
「それは本当にすごいね。でね、あの人があそこまで強くなったのって、このギルドでバシバシ依頼を受けていたからなんだよ。それこそ、まったく休み無しでね」
「……はい?」
「わたしはね、ラックにギルド長みたく強くなって欲しいんだ。それで依頼をたっくさん受けさせてたってわけ」
「……マジか。そんな理由だったの……」
「どう、ありがたいでしょ?」
「ぜんぜん、ぜんぜんありがたくない……」
「えぇー? わたしの代わりにがんばるって約束したのに!」
「もう自分でがんばれるんだから無効だ」
ていうかギルド長の強さにそんな秘密があったなんて。知りたくなかったな。しかもそのせいで僕が死ぬほどこき使われている。やめさせたい、止めなきゃ、こんな慣習。
「自分でがんばるかぁ。ま、そうだね。じゃあちょっと約束変えようよ」
「え? 変えるって、代わりにがんばるって約束を?」
エルナは頷いて、僕の目を真っ直ぐみる。
だけどちょっと照れた顔になって、
「ラックに……一緒に、がんばって欲しいな」
「一緒に……うん。いいよ、そういう約束に変えよう」
一緒にがんばる。悪くない、とてもいい約束だ。ただ、
「でもギルド長の真似はダメだ。僕らには無理だからね、そんなやり方」
「えぇー? そんなことないよ。いけるいける」
「人にはペースってもんがあるんだよ、エルナ……」
ちょっと、元気になりすぎじゃないかなエルナ。
フィンリッドさん、彼女に無茶させないように僕を指導役にしたいのかも……。
「そうだ。ラックにもうひとつ聞きたいんだけど」
「……質問多くない?」
「今度わたしに質問していいから!」
「わかったよ。で、なに?」
僕が促すと、思ったより真剣な目になるエルナ。
「あのさ、ケンツくんは……仲間、だよね?」
「そうだね」
即答した自分にちょっと驚く。確かにもう仲間だと思っているけど、即答できるほど僕は彼を信頼しているらしい。
「むぅ……じゃあさ、わたしのことはどう思ってる?」
「ふへ?」
変な声が出た。飲もうとしたアップルジュースを今度は吹きそうなる。
そして同時に――パーリアのことを思い出してしまった。
(僕はエルナを、どう思っているんだ?)
エルナはパーリアの生まれ変わりだけど、パーリアではない。
そこはちゃんと分けて考えている。エルナはエルナだ。
……じゃあ僕は、彼女のことを――?
「わたし、仲間ではあるよね?」
「それはもちろん」
エルナも、ケンツも、セトリアさんも。あの時一緒に戦った僕らは仲間だ。
「だったらわたしのこと、こう呼んで欲しいな」
「なに……?」
なんだろ、なんて言われるんだろう。妙にドキドキしてしまう。
僕だったら彼女をどう呼ぶだろうか。どう呼びたいのだろうか。
わからない。自分の気持ちがよくわかっていない。
守りたいし、一緒にいたいと思う。
もしかしたらそれは、魔王を倒したいという僕の願いと、同じか――それ以上だ。
エルナはしばらくモジモジしていたが、意を決して口を開く。
「えっと――相棒、とか? パートナーでもいいかな」
「……え? 相棒?」
意外な単語が出てきて面食らう。相棒って、それでいいんだろうか?
「ほら、相棒ってずっと隣りに並んでる感じするでしょ? 仲間の中でもちょと上っていうか……わたし、そういうのがいいなって」
「隣りに……」
――わかる気がする。そう言われて、しっくり来た自分がいる。
「そういうことなら、わかった。そう呼ぶよ」
「あ、待って。その前に確認。ケンツくんのこと、相棒って呼んだことあったりする?」
「いや、ないな」
「よしっ――。じゃあ、どうぞ。お願いします」
「うん……」
やっぱりケンツにこだわるんだな。まだ羨ましいと思ってる?
もうエルナとも一緒に冒険に出たっていうのに。
とにかく、期待の眼差しで見上げてくる彼女の希望に早く応えてあげよう。
でも、ただ呼ぶだけなのもなんだし、折角なら――。
「エルナ、これからもよろしく。――相棒」
「――――――うんっ!! よろしくね、ラック。相棒!」
エルナが手を高く上げて、僕もその手を合わせる。
パンッという小気味よい音がギルドに響いた。
そして、目の前のエルナの嬉しそうな顔。
それを見て――僕は思わず泣きそうになる。
違うとはわかってる。同じではないとわかっているのに。
それでも、重なってしまった。
もう一度見たいと思っていた大好きな笑顔が、そこに――。
【ギルドワーク・40回目の転生】・了
ギルドワーク・40回目の転生 告井 凪 @nagi_schier
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます