いま私は生きている
古 散太
いま私は生きている
わたしに何があったかは知らない
どうしてそうなったのかは分からない
ただ 気がついたとき
わたしの目の前には真理しかなく
わたしは黙って受け入れた
そのときから
わたしの目に映る世界は変わってしまった
わたしは幸せで楽しくてうれしくて面白くて
わたしのどこかからよろこびが溢れだし
次々に生まれてきてはこの肉体を震わせる
すべての生命が輝いて見える
生命のないものまで輝いて見える
これほど光のあふれる世界に
いま私は生きている
わたしはわたしではなくなり
世界の一部となって溶け込んでいく
誰とか何とかではなく
わたしは世界となり宇宙となる
その大きな大きな喜びは
誰にも起こりうることなのだ
真理はいつも目の前にあるのだから
いま私は生きている 古 散太 @santafull
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます