異世界からやって来た龍。
一人の娘と出会います。
龍と人間の生きる時間軸は違い、娘はあっという間に女になって…。
異種族間恋愛というのは世に多くあります。この物語は、その定番に近い流れのものでしょうか。
それでもグイッと引き込まれてしまうのは、作者様の優しくて繊細な文章と、固く真面目であるのに、どこか可愛らしさを滲ませる龍の存在感にあると思います。
もう、龍が、龍様が!
チャーミング!
娘さんもかわいい。
でも、龍が、龍様が!!
お伽噺のようでいて、最後には現代に繋がる物語。
優しくて温かな余韻を、是非お楽しみ下さい。